- 社内ミーティングでお偉方に詰められて辛い
- 報告する際に、数字に意味を持たせられない
こんな悩みはありませんか?
実績を意味のあるものとして報告できないと、歯がゆいですよね。
今日は、そんな人へ向けて社内報告の1つのコツをお伝えします。
この記事を読み終えれば、数字に対する意識が変わるでしょう。
営業代行会社の社長として、数々の部下の目標アドバイスをしてきた私が記載します。
社内報告が上手くなるたった1つのコツ
前回、営業マンとしての悩みの種である社内調整について書きました。
今回も引き続き、私が苦しんだ社内のやり取りを元に、社内報告する際のコツをお伝えします。
▼前回の記事
売れない営業マンが知らない社内調整の時意識すべき3つの資源
笹田の体験:社会人3年目で辛かった社内ミーティング
社会人3年目、私は新規事業の立ち上げで、
- 企画から
- 営業から
- 数値管理から
- チーム運営まで
全てをやっていたことがあります。
そしてその中で、最も憂鬱な時間が月曜日の11時と17時です。
これは、社内のミーティングでお偉方に状況を報告する会でした。
当時は何をしてもうまくいかず、報告会という名の詰め会議を恐れていた記憶があります。
社内報告のコツ:意味のある数字での報告が大事
特にお叱りをいただくのが、営業での数字が芳しくなかったことでした。
今振り返ると、私のダメだったことは「数字での証明」に尽きます。
お伝えしたとおり、私は数値管理も行なっておりました。
営業のアクティビティ(活動実績)も取っておりましたが、次に生きる数値取りができていなかったのです。
つまり、数字から読み解く原因の追及や改善策への根拠になる数値取りができていませんでした。
数字自身に意味を持たせるのは自分自身です。
ただ数字の羅列を説明しても意味がありません。
売れない営業マンも、実は数字を使うとき、ただ大きな数字を並べるだけだったり、伝えるだけだったりします。
数字の使い方が、社内でも社外でも営業マンにとって非常に重要なのです。
▼具体的な数字の使い方は次の記事でお伝えしています。
売れない営業マンは数字からの紐解きが下手なのです
▼数字と言えば目標!
目標に出てくる数字と言えばKPI。
数字の使い方を、間違えないようにする記事です。
「営業は気合いだ」「営業は数字だ」は、使う人が間違えると暴力である
数字は適切な目標設定に必要不可欠
数字がなぜ重要なのか、あなたは本当に理解できていますか?
数字で活動を管理することは、あなたのモチベーションにも繋がります。
それを今から、説明しましょう。
目標やプロセスも大事にしないとやる気が低下する
数字で語ると聞けば、つい結果のみに注目してしまいませんか?
営業は結果が命、それは事実です。
ですが、結果だけを追っていると、結果が手に入らないことも多くあります。
そこで、大事になることは「目標」と「プロセス」です。
なぜなら、営業マンのやる気に関わってくるからです。
ゴールが見えるとやる気が出る
あなたにこんな経験はないでしょうか?
どこまで続くのだろうか?
そう思っていたときに、あと少しで山頂だとわかると、急に「やる気がでて頑張ろう!」と思えることが。
「もう少しで達成できる!」と思えることは、やる気に繋がります。
これは目標設定で有名な「SMART」の法則でも語られています。
目標が具体的で達成可能でないと、モチベーション向上に繋がりません。
モチベーションが向上すれば、達成までの過程も楽しく感じますよね?
プロセスを楽しむためにも、具体的な目標設定が必要です。
具体的にするには数字を使うのが一番。
そのために、数字を使って活動を管理すべきなのです。
がんばろう!
とやる気が出る状態と、
沢山ってそもそもいくつだっけ?
となってしまうのでは、やる気に大きな違いがでます。
目標設定をする際に満たすと良い、5つの基準です。
1981年にコンサルタントのジョージ・T・ドランが執筆した論文を元に提唱され、その5つは下記の内容です。
Specific:具体的
Measurable:測定可能
Achievable:実現可能
Relevant:利益に関連
Time-bound:期限を定めた
▼数字で語れないとき「がんばります」だけになってしまいます。
そうならないために出来ることとは?
「頑張ります」をやめて、確実に営業数字・営業目標を達成する方法
数字に追われず追う人になろう
営業は毎日数字に追われます。
- 今日は何件会社に訪問したか。
- 飛び込み営業の件数は何件か。
- その成果は何件だったのか。
などです。
「管理されている」「ノルマがある」と思うと、営業を大変な仕事だと思ってしまいますよね。
しかし、意外なことに数字を追っている営業はリラックスしています。
家計簿をつける人はお金のことで焦らない
例えば、あなたは無職の時にいくらお金を使っているか管理するタイプの人間ですか?
お金がないときに家計簿をつけるような人間の方が、不安に強いと考えられます。
なぜなら、あといくら使っても大丈夫かがはっきりしているからです。
このように考えられます。
もちろん、何も考えずに豪快にお金を使う人もいるでしょう。
働いていて収入があるうちは問題になりません。
しかし無職になり、収入がなくなり、貯金も少なくなってきたときに急に不安に苛まれるのです。
数字をつけている営業も不調時に焦らない
それと同様に、営業も契約が取れているうちは問題になりません。
しかし、成果の上がらない状況になったときに、ふと思うのです。
どのように声かけしていたのだっけ?
と。
そのような場面で、数字を用いて自分の活動を把握している人は冷静になれます。
活動量を1.5倍に増やそう。
などです。
不調や好調の原因を把握できます。
そのため、数字で考えられる営業は
運が悪かっただけかもしれない。
やることはやれているので、焦らないでいこう。
などと考えることができ、心に余裕を作れるのです。
数字に追われる状態の営業は大変ですが、数字を追う営業は余裕をもっています。
あなたもぜひ数字で考える習慣をつけましょう。
▼数字での目標設定の大事さを記載しました。
売れない営業マンは数字でアラームをかけてください
▼数字に追われると辛いのは事実としてあります。
営業が辛いと思う人の意見も読んでみましょう。
営業を辞めたいと思って転職を決意した50人にインタビューしてみた
数字を追う営業を目指そう
社内報告が上手くなるたった1つのコツ
→意味のある数字で報告しよう
目標やプロセスも大事にしないとやる気が低下する
→ゴールが見えるとやる気が出る
→見える化するためには数字を使おう
数字に追われず追う人になろう
→数字をしっかり管理できている人は、数字を味方にできる
営業マンの悩みを解決するために、数字を使いましょう。
これが、本記事の趣旨でした。
数字は自分を奮い立たせるために使う物だ、と捉えるとわかりやすいはずです。
数字に追われる前に、自ら積極的に数字と関わっていき、数字を追う営業を目指しましょう。
また、もっとドロドロした私が苦しんだ当時の話を知りたい方は(笑)ぜひメルマガもチェックしてみてください^^
▼具体的な数字の使い方は次の記事で学びましょう。
売れない営業マンは数字からの紐解きが下手なのです
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