- やりたいことを思い描くが途中で挫折してしまう
- 目的や目標を持つといいと言われるが、その理由を実感したことがない
- 得たい物があるのに、得られる方法がわからない
- 君には夢やビジョンはないのか?と言われて答えられなかった
こんなモヤモヤありませんか?
自分の現実が変わらなくて時々むなしくなること、私もありました。
この記事は、目的の達成方法がわからない人へ向けて、「目的・目標」設定の方法をお伝えします。
なんとな〜くやっていても、なんとな〜くの結果しか得られません。
そのために、まずは言葉をぼやかさずに、明確な目的や目標などを持ちましょう!
営業代行会社の社長として、数々の部下の目標アドバイスをしてきた私が記載します。
目的・目標・夢・ビジョンの意味の違い
どうやって目標設定をするべきかを考える前に、「目的・目標・夢・ビジョン」の言葉の違い、みなさんわかっていますか?
まずは、意味を確認しましょう。
目的:行動の狙い・理由
目的とは、
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の―を達成する」「―にかなう」「旅行の―」
2 倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
引用:goo辞書
目的は、行動の”狙い”というのがわかりやすいですね。
”理由”とも置き換えられます。
たとえば、テレアポの目的は「お客さんと会う約束を取り付けること」です。
これを
『テレアポの目標は「お客さんと会う約束を取り付けること」です。』
と表現した場合意味が変わってきます。
この場合どのような意味になるのか、次の項目を見ていきましょう。
目標:行きたい場所に行き着くための目印
目標について確認しましょう。
目標とは、
1 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。「島を―にして東へ進む」
2 射撃・攻撃などの対象。まと。「砲撃の―になる」
3 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。
引用:goo辞書
目標は、”水準”や”目印”と置き換えられます。
行きたい場所に行き着くための目印やそこまでの水準ですね。
『テレアポの目標は「お客さんと会う約束を取り付けること」です。』
と表現すると、営業が目指すものを指しています。
そのため、今日のテレアポの目標は「10人のお客様に電話をかけること」「30秒以上一人の人と会話すること」なども表現可能です。
『テレアポの目的は「お客さんと会う約束を取り付けること」です。』
の場合は、目指す物ではなく、理由を意味します。
したがって、『今日のテレアポの目的は「10人のお客様に電話をかけること」』とはなりませんね。
電話をかけること自体がテレアポをする理由にはならないからです。
2つの言葉の意味の違いをわかっていただけたでしょうか?
夢:将来のやりたいこと(実現可否問わず)
続いて、似ている言葉である「夢」について確認しましょう。
夢とは、
1 睡眠中に、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像。視覚像として現れることが多いが、聴覚・味覚・触覚・運動感覚を伴うこともある。「怖い―を見る」「正(まさ)―」
2 将来実現させたいと思っている事柄。「政治家になるのが―だ」「少年のころの―がかなう」
3 現実からはなれた空想や楽しい考え。「成功すれば億万長者も―ではない」「―多い少女」
4 心の迷い。「彼は母の死で―からさめた」
5 はかないこと。たよりにならないこと。「―の世の中」「人生は―だ」
引用:goo辞書
ここで考える夢は
- 2「将来実現させたいと思っている事柄」
や - 3「現実からはなれた空想や楽しい考え」
ですね。
そのため、言葉のニュアンスとして、ポジティブな側面・ネガティブな側面の両面があります。
「営業で悩む人を一人でもなくしたい!」という夢を私は持っていますが、これはポジティブな側面で、将来実現させたいと思っていることです。
実現できるかどうかはわかりませんが、できないと決まっているわけでもありません。
一方で、「死んだおばあちゃんに会えたらなぁ」という夢は実現しないため、ネガティブな側面をもっていると言えます。
ビジョン:将来の構想
次はビジョンについて確認しましょう。
ビジョンとは、
1 将来の構想。展望。また、将来を見通す力。洞察力。「リーダーに―がない」「―を掲げる」
2 視覚。視力。また、視覚による映像。
引用:goo辞書
ビジョンは、”構想”や”見通す力”です。
「あなたのビジネスにどんなビジョンを描いていますか?」などと表現します。
夢よりも、考えの枠組みをしっかりもって思い描いている物をビジョンと表現する傾向にあります。
次は、これらの言葉の違いを知ることで、どのような利点があるのかを見ていきましょう。
目的と目標の違いを知り正しい設定をしよう
目的と目標の違いを落とし込んでいくと、より4つの言葉の違いが見えてくるので、整理しておきましょう。
整理することで、あなたの実現したいことを叶えるときに役立ちます。
目的のための目標という関係
目標は目的がないと生まれません。
何かをやりたいこと、成し遂げたいことがあり、そのために達成しなければいけないことが目標になるからです。
たとえば、生きる目的は幸せを得ること。
「幸せを得るために月収100万円稼ぐことを目標にしよう」といった具合です。
月収100万稼ぐ目標は、突然それ単体で現れません。
人間のやることは先に理由が存在します。
月収100万稼ぐ目標をたててみた。
だから、「私の目的は幸せを得ることにしよう」とはなりませんよね?
案外仕事で目標をたてる場合、目的がないままたてようとするケースが多いので、注意しましょう。
目的は抽象的でもOK。目標は具体的でないとダメ
目標は目的を達成するためのものとお伝えしました。
つまり、目的をしっかり持っているのであれば、やらなければいけないことは明確になっていなければいけません。
ここが曖昧では、目的の達成はできません。
そのため、目標は具体的であることが必須です。
具体的な目標とは、数字で測定できるものにするということです。
こんな例があります。
目的:営業力をあげる
目標:今月の受注3件、テレアポ20件
ここで大切なことは、目標を達成したら、目的が実現できると思えるかどうかです。
そう思えない目標は、目標が間違っているので、目標を見直しましょう。
目的:営業力をあげる
目標:ジムで週3回体を鍛える、声出し発声練習5分間を1日1回する
と目標を立てたとします。
目標をたてた本人としては
など思いがあるかもしれませんが、客観的に見れば週3回ジムに行っても、直接的な繋がりがないため、営業力は向上しないと考えられるでしょう。
目標は目的が達成できるものとし、必要であれば大目的、小目的などを使い分け適切な目標設定を目指しましょう。
▼不適切な目標設定はかえって、営業マンの成果を下げてしまいます。
正しい目標設定の仕方は次の記事をご覧ください。
頑張っているのに成果が出ない。そんな営業から脱する正しい目標を持つために必要な下準備と懐疑心
▼営業では目標をKPIと呼ぶことも多いです。
KPIと言われて「?」とならないように、下記の記事も読んでおきましょう。
無駄打ちしない・疲弊しない・成果につながる正しいKPI設定に必要なこと
目的は目標の上位概念
- 上位概念:目的(関係性)
例:営業力をあげる - 下位概念:目標(具体性)
例:テレアポ20件
目的と目標の違いをもう少し具体的に見ていくと、この違いは「関係性」と「具体性」の違いとして見えてきます。
目的は目標の上位概念で抽象的です。
一方、目標は目的を達成するためのものなので、具体的に落とし込まれている必要があります。
行動に結びつく目標設定をしよう
整理をすると、
夢 | できるかできないか、わからないけど実現したいこと |
ビジョン | 実現させたい、実現させなければいけないこと |
目的 | 行動のやる理由・狙い |
目標 | やった行動の水準・目印 |
ここでのポイントは、
- 曖昧なできるかできないかわからない『夢』でモヤモヤさせず
- 絶対実現させる『ビジョン』を持ち
- 1個1個の行動をビジョンから逆算した『目的』に落とし込んで
- 目的を実現させるための水準『目標』をたてて
行動することです!!
最も大事なことは、
行動すること
どんなに良い言葉を並べても、結局やらないと意味がないですからね!!
働く環境も見極めよう
会社に入ると、目標設定は必ずやらされることになるはずです。
今回お伝えした内容を使えば、上司から指示された設定が適切な物か判断する一つの基準にできるでしょう。
たとえば、
まずは会社として、私にどんな目的で目標設定させるかを教えてください。
などと伝えることもあるかもしれません。
と言われるのと、
と言われるのでは、設定する個人目標に大きな差がでるでしょう。
働く現場の実情に沿った目標設定になっていない場合、設定内容自体は客観的に見て正しくても、無意味な物になるときもあります。
仕事に関する目標設定は自分一人だけでなく、会社や上司も一緒になって初めて適切なものが設定できます。
目標、目的設定をする機会が訪れた際は、環境面を見るなどの少し大きな視点から捉えることも忘れないようにしてくださいね。
▼ただ数字目標を立てるだけでは不幸になることがあります。
営業目標・数字の正しい考え方について、下記の記事も必読です!
「営業は気合いだ」「営業は数字だ」は、使う人が間違えると暴力である
まとめ
目的・目標・夢・ビジョン設定の方法
言葉の意味の違いを把握することが適切な設定につながる
・【夢】できるかできないか、わからないけど実現したいこと
・【ビジョン】実現させたい、実現させなければいけないこと
・【目的】行動のやる理由・狙い
・【目標】 やった行動の水準・目印
目的と目標の関係
・目的は抽象的、目標は具体的に
・目的は目標の上位概念。ないと設定できない
行動が大事
・設定したら行動しよう
・最も大事なことは行動すること
・設定がうまく行かない場合は会社や上司など環境面も視野に入れよう
今回は、目標設定についてお伝えしました。
基本として、目標設定に関わる用語の定義を知らないと、上手く設定できません。
上司との会話もスムーズにいかないでしょう。
今回の記事を参考に、あなたの望みが叶う目標設定術を身につけてくださいね。
▼設定した目標も見直しが必要になります。
見直しの基本であるPDCAについて下記の記事で解説しています。
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