「初対面の人との距離感、これを一気に近づけられたらな・・・」って思ったことはありませんか?
会ったばかりの人と親しくなれれば、営業もしやすくなるし、人間関係も広がりそうだし憧れる能力ですよね。
私は営業の専門なので、よく「人見知りもなく、誰とでも打ち解けられていいですね」と言われます。
ですが実は大間違いで、私は人見知りです。
移動の電車も基本的には誰とも乗りたくありません。
1人が良いと思っているような人間です。
そんな私が営業職を通じて経験的に学んだ「初対面の人とのコミュニケーションのコツ」をお伝えします。
初対面で会話がしづらい理由:お互い誰かわからないから
そもそも初対面で会話がしづらいのは当たり前です。
相手のことが全くわからない段階で「自由に話してください」と言われても、話せない方が普通です。
相手がどのような反応をする人間かわからないため、このように思ってしまいます。
すると、話しかけられず、初対面の会話が成り立ちません。
しかし、あなたが思っていることは間違いなく相手も思っています。
なぜなら、相手にとってもあなたは初対面だからです。
お互いが初対面同士なので、すぐにうまくいくことを望まず、少しずつ距離を縮めていければ良いのです。
初対面での7つの会話のコツ
それでは具体的にどのようなことをすれば、初対面から会話を弾ませることができるのでしょうか?
初対面で会話を盛り上げるコツは7つあります。
1つずつ見ていきましょう。
①自己紹介を自分からする
②共通点を探す
③共通の言語で話す
④ギャップを見せる
⑤コミュニケーションコストを下げる
⑥欲張らない
⑦ハードルを下げる
初対面の会話のコツ①自己紹介を自分からする
自分から自己紹介しましょう。
相手がやってくれると期待してはいけません。
なぜなら、相手も同じように思っている可能性が高いからです。
また、些細なことで良いので、相手が興味を持ってくれたり、質問しやすい小ネタを挟めたりすると、理想的です。
どちらから来ましたか?
このような会話でも問題ありません。
自分から話しかけること、自分の情報を先に伝えることで相手も自己開示しやすくなります。
これは心理学で「返報性の原理」と呼ばれ、相手が自己開示をすると、自分を信頼していると思えます。
そのため、自分は自己開示した相手に好意を持つのです。
その結果、自分も相手に対して自己開示を行うようになる、といった具合です。
初対面の会話のコツ②共通点を探す
自己紹介中にやるべきことがあります。
それはお互いの共通点を探すことです。
私であれば、「野球好き」「営業人間」「子供がいる」「千葉出身」など、なんでも良いので共通点を探すと、一気に距離が近くなります。
心理学では類似性の法則と呼ばれており、バーンとネルソンという2人の心理学者が発表したものです。
人間は誰かと共通点があると興味を持ちやすいと言われています。
自己紹介であなたと誕生日が一緒と聞いただけで、急に親近感がわいた経験はありませんか?
自分しか知らないと思っていたミュージシャンのファンだと言われたら、話してみたいと思いませんか?
共通点を見つけるのは仲良くなるコツです。
初対面の会話のコツ③共通の言語で話す
3つ目のコツとして、共通の言語で話しましょう。
共通の言語とは、同じイメージを持って話すことです。
- リンゴと言っても、
- 青森産なのか、外国産なのか
- 青なのか、赤なのか
- 優秀な学生と言っても
- 偏差値が高いのが優秀なのか
- 学歴が高いのが優秀なのか
- 英語ができるのが優秀なのか
- 数学ができるのが優秀なのか
同じ言葉・同じ物でも、捉え方・考え方が違うと全然会話が成り立たないのです。
だからこそ、ここのイメージをしっかりとすり合わせて話さなければ、そりゃお互いの話が進まなくても無理もありません。
言葉の捉え方が違くてかみ合わなかったエピソードがあります。
以前、プロ野球のトレーディング・カードで特定の選手のレアなカード(例えば大谷選手)を安く手に入れたかったときがありました。
そこで、ヤフオクの達人である友人に、フリーマーケットやオークションで安く買うコツを聞きました。
ひとしきりのアドバイスを受けた後に
と言われたことがあります。
それを聞いたときに、
新品がオークションに出品されるはずがないと思うのですが・・・?
と理解できませんでした。
新品のトレーディング・カードは、何が入っているのか見えない状態で、1パック5枚入りなどで売られています。
そのため、開封しないと中身がわかりません。
開封済みの物を新品と基本的には呼ばないと思っていたので、「新品を見る」の意味が理解できませんでした。
ヤフオクの達人は
という意図だったようです。
このように、お互いの考えていることにずれがあると、「新品」や「中古」という日本語は知っていても、意味がわからなくなり会話が止まってしまいます。
特に会ったばかりの人と仲良くなるためには、このようなことが起きないように丁寧に説明していくことが会話を弾ませるコツと言えるでしょう。
初対面の会話のコツコツ④ギャップを見せる
ギャップを見せることで会話が弾みます。
- 25歳TOP営業マン
- 25歳学生の営業マン
どちらに興味を持ちますか?
もっと言えば、質問をしたいと思うのはどちらですか?
これも大半が後者だと思います。
「なんで学生なのに営業やってんの?」
「25歳で学生って何があった?」
「この仕事やってるキッカケは?」
「ぶっちゃけ楽しい??」
など、興味を持つと、たくさんの質問が生まれます。
「なにそれ」「なんだそりゃ」と思ってもらえれば、自分から話さなくても、相手が聞いてくれるのです。
簡単に言えば、突っ込みどころを入れることで、相手が自分に対して質問やリアクションをしてくれます。
初対面の会話のコツ⑤コミュニケーションコストを下げる
コミュニケーションコストをなるべく下げることが5つ目のポイントです。
聞かれたことに答えよう
コミュニケーションコストを下げる方法は、”聞かれたことに答える”ことです。
相手にやり取りをする中で負担や面倒臭さを与えてしまえば、どんどん話を聞いてもらえなくなります。
意思疎通にかかる時間や労力を意味します。
意思疎通が大変な場合、コミュニケーションコストが高いです。
サイボウズ式で上がっていた記事ですが、
まわりに人が集まるタイプの人間はコミュニケーションコストを下げる努力を取っているなぁと感じるのです。報連相1つを取っても、声をかける方が億劫にならないようにしている。それは話しかけられたときにうっとおしそうにしないことであったり、聞き返すときに詰めるような物言いをしないことであったり、相手が聞きたいことではなく自分の喋りたいことを喋るような愚行を犯さなかったり。
端的にいうと<からみやすい人間>なのだ。だから進んで状況を共有したくなるし、この人に聞けば何とかしてくれるのではないかと思える。
逆に人が集まらないタイプの人間は<からみづらい>。何かを相談すると俺スゴイアピールが連発されたり、「こんなこともわからないの?」的な物言いをされたり、自分の喋りたいことだけをまくしたてられたり。
本当にその通りです。
コミュニケーションコストが高い例
コミュニケーションコストが高いと感じる事例をご紹介します。
先ほどの例に挙げたヤフオクの達人に、安くプロ野球カードを買うためにどうすべきか相談しました。
返答としてメールで
過去の販売履歴では[MLBカード] 大谷翔平 Topps Project70 #742の中古で2000円でしたが、
[MLBカード] 大谷翔平 Topps Project70 #621 by Undefeated では新品で2000円でした。
焦らずに2000円の新品が出品されるのを待ちましょう。
このようなアドバイスをいただきました。
しかし、ずらりと並んだ数ある販売履歴の中から、どれを指しているのか照らし合わせるのは骨が折れます。
下記のような画像でもらえれば、理解しやすいのに(コミュニケーションコストが低いのに)と思った経験があります。
画像引用:aucfan
相談する度に、相手の話した内容をこちらで解釈し直さないといけないとすると、「面倒だから別の人に相談しようかな?」と思うのは自然なことでしょう。
話の内容自体は昔のことなので、例え話ですが、コミュニケーションコストが高い人に相談したくないなと思うのがわかっていただけるのではないでしょうか?
あえてコミュニケーションコストを高くする戦略
コミュニケーションコストが高くて功を奏する場合もあります。
私は学生インターンの頃、
と自己紹介をし、対応の冷たい担当者には
と言っておりました。
これはダスキンのモニターとして、空気清浄機を置いてもらう飛び込み営業をしていたときの営業トークです。
そこから成約を取るという、アプローチ手法です(笑)
いきなりドアを開けて、
困ったら、
と告げると、相手は意味がわからず
と聞かないといけないため、コミュニケーションコストは傍から見れば高いと考えられます。
しかしそれを逆手にとり、担当者に、
と思ってもらえることが大切なのです。
ポイントは”協力”です。
これは私の出したい成果が『モニター件数』を増やすことであったため、問題ありませんでした。
営業で受注となると、また別ですが、ここでの目的は『モニターになってもらって、空気清浄機を置いてもらうこと』なので、これでよいのです。
つまり、相手に求めることに合わせて話す内容を決めれば、コミュニケーションコストは変わります。
お金を出して欲しいのか、無料でやって欲しいのかで話す内容が変わるのは当たり前ですよね?
けれど、多くの人は「あわよくば」を狙って失敗します。
せっかく、企業さんと話をするから「あわよくば」受注を取れたらいいな、などと考えてしまうと、何も伝わらなくなってしまいます。
初対面の会話のコツ⑥欲張らない
初対面で、いきなり
- 何かを売り込みに行ったり、
- 営業でいえばお客様の紹介をお願いしたり、
- せっかく会えたんだからとなんでもかんでもやろうとしたり
すれば相手は引いてしまうでしょう。
関係を築いていくには順序があります。
そのベースが自分に興味を持ってもらい、信頼を得ることです。
それができていない段階から、お願いばかりしても嫌われてしまいます。
初対面の会話のコツ⑦ハードルを下げる
何か意味のある会話をしなければいけないと思っていませんか?
初対面の人と会話が盛り上がるコツで、特に重要なのは7つ目のコツかもしれません。
会話のハードルを下げることです。
というのも、仲良しと会話するときは大抵意味のない会話が多いからです。
「見てよ、手のツメ剥がれちゃってさ」
「昨日お腹だして寝てたら、今朝お腹緩くって」
このようなたわいもない会話を織り交ぜることができれば、相手も意味のない話題でも話してくれるようになるでしょう。
初対面でも会えたという事実を大事にすべき
テレアポやセミナー、交流会など、初めて話す人と接する機会が多いのは営業の宿命です。
しかし、会えたということは、何かしたらあなたに興味を持っていることを、是非覚えておいてください。
今目の前にいる人は、出会いを求めていたわけです。
なのであなたは、誰かが来るのをまったり、変に自分を卑下して動けなくなったりしている場合ではないのです。
自分から一歩を踏み出して、話してみましょう。
そうすれば、最初は緊張しても徐々に関係が深まるはずです。
最初の一歩、是非踏み出しましょう。
相手の反応も確認しよう
初対面で会話がしずらいのは、お互い誰かわからないから
初対面での7つの会話のコツ
・①自己紹介を自分からする
・②共通点を探す
・③共通の言語で話す
・④ギャップを見せる
・⑤コミュニケーションコストを下げる
・⑥欲張らない
・⑦ハードルを下げる
初対面でも会えたという事実を大事にすべき
初対面の人と喋るコツをお伝えしました。
確かに、これらを実践することで会話しやすくなるのは間違いありません。
しかし、会話は相手の反応で決まります。
同じ内容を投げかけても無反応な人、しゃべり出して止まらなくなる人と様々です。
無口な相手にはこちらの自己紹介を多くするなど、相手の出方を観察することも忘れないでくださいね。
▼話がうまい人の特徴を知っておくと自分の会話にも役立ちます。
様々な人の良いとこ取りをしましょう。
▼『ラポール』という言葉を聞いたことがありませんか?。
人との距離を縮めるには、自分に興味を持ってもらうこと、好きになってもらうことが一番の近道です。
そのラポールの基本について動画で話しています。ぜひ合わせてご覧ください。
【ラポールの基本の基】多くのテクニックより、まずこの3つを!
【営業ノウハウ集】たった1週間で 常に3ヶ月先の売上を確保する営業方法
営業マンとして成長する最も効果的な方法は 「できる営業マンの真似をする」ことです。
しかし、自分の周りを見たときに 素晴らしい営業マンがいなかったり他社の営業マンの良いところを 学んだりできないので営業マンとしての成長が遅れてしまうのです。
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