経営の仕事ってそもそも何なのか?
経営の仕事って基本的には「決断」と私は定義しています。
経営者は偉いと昔は思っていましたが、自分がなってから決してそんな驕り高ぶった考えは健闘ハズレだと感じています。
経営者は経営者という役割を担当しているだけです。部長は部をまとめ、部の目標達成を、課長は課という単位で責任範囲があり、その上でリソースの活用権限があるというのと同じで、経営者・社長はその規模が一番大きいというだけです。
そもそも「決断」って何かという話ですが、「やることとやらないことの判断」です。決断とは「決めて断つこと」なので、やるべきことを決めると同時にやらないことを明確にするのが決断です。
その上で経営における決断とはこの2つです。
- 会社組織の向かうべき指針
- リソースの活用
指針を決めるとは?
営業ハックは「営業の悩みを0にする」会社です。
その上で、「コンテンツ→ネットワーク→キャッシュ」の順で積み上げていくことが大きな方針として考えているところです。
つまり、コンテンツに投資をするという視点です。
2021年は何に投資をしていたのか、というと“採用“です。優秀な仲間や案件も増え、新しいチャレンジを進める上で重要な年でした。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
今までずっと1人でやってきましたが、限界を感じたのが3年前です。そこから多くの方に入っていただき、営業ハックを支えてくれ、離職・退職もありながら、ここまでの規模になりました。このメンバーで遠くまで行けると考えています。
遠くとはどこか、これが「営業の悩みを0にする」ということですが、もう少し具体的にすれば2025年までに「メーカー・人材・IT企業の2割に営業ハックの有料コンテンツを届ける」が目標です。
今年多くの大企業を研修させていただき、営業が悩む理由は「マネジャーにあり」を強く感じてきました。
この負を解消するには、営業代行で一時的な課題解決だけを行うのではなく、組織にメスを入れられる取り組みを来期から強化していきたいと思っています。ちょっと脱線したので、何を決断したかを整理すると、
- 営業代行から営業コンサルティング・研修会社へのシフト
- コンテンツに投資すること
- メーカー・人材・IT企業に注力する
いうことです。1つのことに時間を割けば、他のことはできなくなります。このできないことが生まれることを受け入れるのがマネジメントであり、経営だと思います。
リソースの活用って?
経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」です。
この4つの経営資源をどこにどう活用するのか、ということを示すのも経営の仕事です。
ここまで人材事業の話をしていませんが、当然来期以降も人材事業は力を入れていきます。
人材紹介はサービス的には「フロントエンド」にも「バックエンド」にもなりうるサービスです。企業の課題や状況、レベルに合わせて支援できる商材という位置付けで捉えています。
一方で「営業特化の人材紹介会社」では限界があるのも事実です。
単なる人を商品に売る会社という人材会社ではなく、コンサルや研修という知識をベースにしながら、人材リソースの確保の支援もできる会社を目指していきたいと思います。
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