- 売れば売るほど鬱になる
- 誰の役に立つかわからない商材で嫌になっている
- 営業として働く生気がなくなってしまった
このような悩みはありませんか?
商材に愛着が持てない時、嫌になってしまいますよね。
この記事は、そんな人へ向けた、商材に対する悩みの解決方法を提案した記事です。
最後まで読むことで、活き活きと営業するモチベーションが復活するでしょう。
営業職で過去に土下座を経験したこともあり、営業の悩みは全て味わってきた笹田が記載します。
営業共通の悩み:商材が納得できない
今日は、最近よく聞かれる、営業の時辛かった話や大変だったことについてお伝えします。
今でこそ、独立して営業の会社を経営するに至りましたが、私はスーパー営業マンではありませんでした。
商材が納得できないと売れない
営業職で今までで「これは辛かった!」と思った経験の一つに、「自分の納得のいかない商材を売らなければいけなかった」ことが挙げられます。
もしかしたら、多くの営業マンが経験あるのではないでしょうか。
絶対にこれ売っても仕方がない。
売れば売るほど憂鬱になる。
私は、そんな気持ちになったことがあります。
このようなとき、売れない悩みはどつぼにハマりました。
商材が合わないと売れない理由
なぜ売れないか?
それは、営業マン(私)に見るからに自信や生気がないからです。
この営業マンの心理状態は、完全にお客様に見透かされます。
その結果、当然売れなくなります。
- 売ろうとして嫌な思いになる
- 売れなくて、上司や会社に怒られる
このように、営業の悩みが続くのです。
そうなると、その商材から離れるしか手がなくなります。
商材が合わない時の4つの対策
せっかくここまで営業として頑張ってきたのに、こうなってしまってはもったいありません。
そこで、4つの対策を記載しました。
①商材の見方を変えよう
②結果にフォーカスしよう
③立ち止まろう
④商材を変えるための転職もあり
対策①商材の見方を変えよう
まず行うべきは、商材の見方を変えること。
売れない営業マンの超批判的な自己主張ではなく、再度お客様の目線で商材を見つめ直してみるのです。
そうすると、数は少なくても役に立てるお客様がいるかもしれません。
まずは、あなたの商材で役立てるお客様を見つけましょう!
お客様目線での商品の見直し例
売りづらいと思うときに、「他社と比べて○○がないから、それが嫌」と思うかもしれません。
例えば、
- 価格差
- 性能差
などです。
同じ製品を高く提案しなくてはならず、だましているように感じる。
しかし、同じ「製品」でも、営業がすべきはお客様の課題解決です。
あなたがしている営業は、ただお客様に「製品」を売りつける営業でしょうか?
それとも、課題解決の「商品」を売っているのでしょうか?
お客様が喜ぶ・お客様の課題を解決できることを考え、差をつけることもできます。
英会話教室で差をつける
例えば、小さい会社の英会話教室の営業をやっていたとします。
大手の英会話教室は、安くて立地も良い。
自分の英会話教室には、勝てるところがないと思うかもしれません。
内容が劣るなら、金銭的にお得な大手を勧めないと、罪悪感を感じます。
しかし、お客様には
- 「小規模ゆえのアットホーム感で友達を作りやすい!」と、趣味としてのやりがいを求めている人に提案してみたり
- 「どうしてもTOEICの点数を上げたい!」と目的のある人に、外国人講師に授業中に見てもらえるように手はずを整えたり
お客様に応じた提案をすることで、大手にはできないきめ細やかなサービスとなるはずです。
その手厚さや親切心が、お客様にとって、大きな差に感じることも少なくありません。
商品とはお客様の悩みを解決するもので、製品とは決まった悩みを解決するものです。
製品は誰が売っても同じですが、商品であれば、同じ製品を売っても異なったアプローチやサポートができます。
このように、「商品を売ろう!」という意識の元、悩み解決の工夫をすることで、同じ製品でも違いが生まれます。
また、それがあなたのやりがいにも繋がるはずです。
▼製品と商品について、より詳細に知りたい人は次の記事をご覧ください。
商品力のない商材が生み出す3つの悲劇と商品力を営業目線で高める4つのアクション
対策②結果にフォーカスしよう
商材が好きになれない理由として、売った先にある充足感や喜びを感じられていないケースも考えられます。
というのも、売れていないからです。
結果を出すと理解できる時がある
たとえば、体育会系の部活で試合に出してもらえず、ひたすらランニングや筋トレをする毎日だとしましょう。
ランニングに「スタミナをつける」、筋トレに「力を向上させる」の意味があるとわかっていても、実感ができないので、
と嫌になってしまうのです。
ですが、あるとき、試合にでて良い結果を残せたとします。
すると、
と理解できる時がきます。
同様に、多くの人に売れたときに「これだけ必要とされる商品だったのか!!」とその商品の良さに気づく可能性は高いです。
売ることにフォーカスしよう
営業である以上、他の商材であっても、売れなければ楽しくありません。
商材が好きになれないと考えている原因は「売れないこと」にあるかもしれません。
一度、商材にこだわらず、売ることにフォーカスしてみましょう。
売れていけば好きになる可能性もあります。
▼売上げさえ上がれば、楽しくなる側面もあります。
営業リストを改善して、楽しくなりましょう。
悩みの原因は営業リスト。売れる営業先を山のように確保する16の作り方
対策③それでも好きになれないときは立ち止まろう
ですが、それでも扱っている商材が好きになれないケースも存在します。
- 明らかに高すぎる値段設定になっている
- どう捉え直しても粗悪品としか思えない
- 法律に違法しているかグレーだが、個人的にはNGだと感じている
- 勉強したが、製品に微塵も興味がわかなかった
などが該当します。
おそらく、このような商材を扱っていた人の精神は、疲弊しきっているはずです。
前述したように、生気がなく営業活動をしても成果はでません。
まずは、一旦冷静になりましょう。
▼もし、営業に疲れてしまったら、こちらを読んで一旦冷静になりましょう。
私が営業に疲れたときのお話しをしています。
対策④商材を変えるための転職もあり
商材が合わなければ疲れる
営業のプロであるセレブリックス社内で行われた調査結果(営業を辛いと感じる瞬間についてのアンケート)を見てみると、その10%に「商品に自信がない」が挙げられていました。
引用元:営業職の52%が感じている仕事が辛い瞬間は「成果が出ないとき」。営業職を300人以上抱える営業支援の株式会社セレブリックスが調査結果を公開。株式会社セレブリックス アンケート結果
皆様が商材を好きになれないとき、「疲れた」と感じるのはもっともです。
転職して、商材を変えるのも良い選択肢になります。
転職の2つの注意点
転職したいけれど、すぐに次の会社が見つかるのか不安と思う気持ちもあるでしょう。
転職時の注意点として
- コロコロと仕事を変えると面接で不利になっていく
- 次の会社の面接官を説得できる退職理由を述べられなければならない
の2点が挙げられます。
特に退職理由では「現在の職場で、現状を変えるためにどれだけ努力したか」が大事な説得力に繋がります。
けれども、毎日商材について勉強し、自分でも使ってみて、様々な専門家の資料も読んだ。
商材の納得いかない点について、上司に改善を相談したりもした。
このような、「それなら仕方がないよね」を作り出せれば、スムーズに転職可能です。
「すぐにまた辞めるのでは?」と思われないようなエピソードを作れるのは、今の会社にいる時だけです。
商材を変えるための転職だとしても、将来をスムーズにするために、今の会社でできることをがんばりましょう。
▼こちらの記事でスムーズな転職について、解説しています。
早期退職・転職回数の多い人必見!面接で伝えるべき志望理由の作り方
▼退職理由を正直に言うべき?と疑問に思った人は、こちらの記事もご覧ください。
転職初心者に読んで欲しい!営業職に転職する時に言うべき退職理由とは?
まとめ
営業共通の悩み:商材が納得できない
→商材が納得できないと売れない
→生気がない営業は成果を出せないから
商材が合わない時の4つの対策
①商材の見方を変えよう
→お客様目線で商材を見つめ直そう
→お客様の課題を解決する視点を持とう
②結果にフォーカスしよう
→商材を好きになる前に、売ることにフォーカスしよう
③立ち止まろう
→疲弊しきっていると結果がでないので、立ち止まろう
④商材を変えるための転職もあり
→どうしても合わなければ転職もOK
→スムーズに転職できるように、今の職場でベストを尽くそう
言うまでもなく、自分に向いている・興味のある商材で営業できるのが一番です。
ですが、興味のある商材の会社に転職した後、鬼のような上司に当たってしまい、「会社辞めたい」となってしまうことも考えられます。
商材があまり好きではない、となってしまった場合には、まずは商材の見方を変えてみる。
それでもダメなら転職も含めて多方面からアプローチしてみてください。
きっとあなたの進むべき道がはっきりしてきますよ。
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