笑顔は営業最強の武器！笑顔・笑いの証明された16のメリット

最近笑っています？笑顔が良いというのは言われなくてもわかっている、という人は多いと思いますが、改めて笑顔の効果と笑顔の種類を理解しておきましょう、というのが今日のテーマです。

笑いが呼び込む自分へのメリット

まず見ておきたいのは、笑顔が自分にとってどんな効能があるかです。

ある研究では「ヒトの寿命は「笑顔」で判断できる」とまで言われており、笑顔がどれだけ人の心や体に影響を与えているかがわかります。

脳の活動が活発になる

笑うことのメリットの1つ目は脳の活性化です。笑うことで、意思や理性を司る大脳新皮質へ血液量が増加すると言われています。さらに、”笑い”によって脳波のアルファ波が増えて脳がリラックスする効果もあります。これらの効果が脳の活動を活性化させるということです。

記憶力が上がる

脳の海馬は新しいことを学習する時に働く器官です。この海馬が笑うことによって容量が増えることが証明されており、記憶力が上がるとされています。

血行が良くなる

ちょっと笑ってみてください（と言われても無理だと思いますが笑）

この笑った時の呼吸方法が、腹式呼吸になっています。腹式呼吸は血流を良くすると言われており、笑うことでこの効果を享受できます。

自律神経のバランス調整

自律神経は交感神経と副交感神経があります。このバランスが悪くなってくると、健康状態にも悪影響が出てくるのです。

目覚めている時には交感神経が優位になっています。この交感神経は体を緊張モードにするものです。副交感神経はこの逆ということです。バランスを整えるとは、この交感神経と副交感神経を頻繁に入れ替えることで重要とされています。

その効果を作るのが笑うことということです。笑うことで副交感神経が優位となり、自律神経のバランスが整うということです。

ストレス発散

笑うことでドーパンミンやアドレナリン、コルチゾールなどの快楽ホルモンの分泌を促すことが証明されています。

笑うということは脳の報酬メカニズムを刺激する効果があります。人間の脳に喜びをもたらすと考えられている食べ物の1つに「チョコレート」があります。イギリスの研究で、笑顔1回＝チョコバー2,000個分の刺激が生じるという結果が出ています。また、笑顔は現金16,000ポンドを受け取るのと同じ刺激があるという結果も発表されています。16,000ポンドは2019年3月21日時点で「2,342,007.31 円」相当です。笑

幸福感と鎮静作用を高める

笑うことで先ほどドーパンミンやアドレナリン、コルチゾールの分泌を促すと話をさせてもらいましたが、実は他にも様々な効果があると言われています。

不安や恐怖の感情を抑えるセルトニン、幸福感をもたらすエンドルフィンも分泌されます。これらのホルモンの分泌が促進されることで、幸福感や鎮静作用が高まるということです。

病気リスクの低減

笑うことによって免疫力を高めることは科学的にも証明されています。笑うと善玉神経ペプチドが発生し、NK細胞（体に悪影響を及ぼす物質を退治する細胞）を活性化するという作用です。

営業目線で見る笑う・笑顔のメリット

ここまで笑うことのメリットを「自分目線」で見てきました。自分に良いことは当然営業時の相手にとっても良いことが相手にも起こるわけですが、営業目線で見たときのメリットも整理しておきたいと思います。

しっかりと考えてもらえる

笑顔が生まれると、脳の活動が活発になるという話をさせてもらいました。これは当然商談時において非常に意義深いことです。こちら側の提案に対してしっかりと考えてもらえる、かつ決断をしてもらえる可能性が高くなるからです。

また笑顔は相手のリラックスを産むことができます。過度なストレスや緊張状態は思考を停止させてしまいます。どんなに一生懸命話をしても、相手が話を聞く状態になっていなければその努力は無駄になってしまいます。

覚えてもらいやすくなる

脳の活性化は記憶力のアップにも貢献します。営業で大事なことの1つに”覚えてもらうこと”があります。即決してもらえなかったとき、将来的に発注をかけてもらうためには、まず自分のことを覚えてもらうことが大切だからです。

「困った時に顔を思い出してもらえる」状況を作ることが営業にとっては重要なのです。

意欲・モチベーションが上がる

笑顔は「ドーパミン」や「セロトニン」などの人のモチベーションをあげるホルモンを分泌します。

営業とはこちらからすれば”売る”活動ですが、相手からすれば”買う”という行動です。購入するというアクションは、その買ったもの・サービスを通して何かを得たいというモチベーションが必要になります。つまり、人が買い物をするときはある程度モチベーションが高い状態ということです。

このモチベーションづくりを笑顔・笑うことが一役買っているということです。

不安や恐怖といった感情を抑える

笑うことで「セロトニン」が分泌されるという話を先ほどさせてもらいました。

このセロトニンは不安や恐怖といった感情を抑える効果があり、営業をしている際、クロージングなどで相手の背中を押してあげる時に、相手にも笑顔を作ることで、不安や恐怖といった感情を抑えることができるということです。

ポジティブにさせる

今ご紹介したセロトニンは、気持ちをポジティブにする効果もあります。人が意思決定、決断をするときは、ネガティブなケースよりも何かを期待して買い物をしているはずなので、基本的にはポジティブな状態が多いです。そのため、笑顔を作ることは、人の購入意欲を高める効果もあるということです。

安心感を与える

人間の挨拶の持つ役割を調査した比較行動学者のアイブル＝アイベスフェルト氏は、挨拶には人種や文化に関係なく「誰かと出会った際、お互いを見つめてから1/6秒ほど眉を上げ、そのあとに微笑む」という共通の行動があることを発見しています。

眉をあげる：不安や警戒の現れ
笑顔：場の緊張を解き、互いの攻撃性を弱める

という意味があるとのことです。つまり、人にはデフォルトで相手に対して笑顔を向けるという習慣があり、逆にそれが行われない時には相手に警戒心を与えるリスクがあるということです。

印象が良くなる

自分に置き換えて考えてみて欲しいのですが、「ブスっとした顔をしている人」と「笑顔の人」。あなたはどちらの人の方が話しかけやすいですか？

当然笑顔の人だと思います。

資生堂が行なった表情の調査では、「知的」な印象を与えるのは40%前後の笑顔、「魅力的」な印象を与えるのは60％前後の笑顔、「親しみやすい」と感じさせるのは100％前後の笑顔という結果が発表されています。笑顔によって魅力度や親しみやすさが上がるということです。

共感を生みやすくする

大抵の場合、こちらが笑顔だと相手も笑顔で返してくれることが多いと思います。

これは脳内にある「ミラーニューロン」という神経細胞の影響とされています。このミラーニューロンとは、字に「ミラー」とあるように、他人が行なっていることを見て、自分がしていると感じる共感能力コントロールです。特に相手の泣く・笑うなどの感情的動作には対して活性化すると言われています。

笑顔は、喜びや楽しさを表すポジティブな表情で、感情を表現しているものになります（実際の気持ちとは関係なく。事実、作り笑いでも一定の効果があるといわれています）。

つまり、相手の共感能力を笑顔を作ることで高めることができるということです。

信頼関係を強める

笑顔はオキシトシンの分泌を促す効果があります。このオキシトシンは他者との触れ合いで分泌されるという特徴を持っていますが、笑顔でも分泌される効果があると証明されています。オキシトシン不足は、他者からの愛情を感じづらくさせ信頼関係の構築にブレーキをかけます。その結果、相手に対して不信感を抱きやすくなるということです。

当然このような状態が営業に好影響を及びすことはないので、笑顔を通してオキシトシンの分泌を促すことが大事です（そう言われてもだと思うので、相手の笑顔を生み出す方法は後述します）

また人間には「好意の返報性」という心の働きがあると言われています。これは相手に好意を向けられたら、自分自身もその人に好意を持つようになるという心理です。簡単に言えば、自分を好きになってくれた人を好きになるということです。

この「好意」を相手に与える効果があるのが笑顔です。笑顔の人の周りに人が集まるのもこの原理です。

笑ってもらうには、自分が笑う

ミラーニューロン、つまり相手の共感能力を司る脳細胞の話をしましたが、相手に笑って欲しいときは面白い話をする前にやるべきことがあります。

それは自分が笑うことです。

笑ってもらうためにはお笑い芸人のようなネタを準備しなければいけないと自分でハードルをあげてしまっている人がいますが、一切そんなことは必要ありません。必要なことは、まず自分が笑顔を作ることにあります。面白いから笑うのではなく、笑顔があるから会話が生まれ、感情もあとからついてくるということです。アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズの名言に「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」というものがあるぐらいです。

笑顔を作るコツは「口」「口角」「目」の3つ。

●上の歯を見せる
●口角を上げる
●目を細め目尻を下げる

私が新卒で入った会社でも笑顔のチェックが朝礼で必ずありました。これも習慣です。是非毎朝鏡を見て笑顔を作る訓練をしてみてください。

結論！笑う門には福来る

笑う門には福来る

このことわざは本当でした！

笑う門には福来たるは「笑いが絶えない家庭には幸運が訪れる」という意味です。家庭単位の意味が語源ですが、個人単位でみても同様の効果が笑顔・笑いにはあるということです。

他にも「笑って損した者なし」「和気財を生ず」という類語もあります。笑うことのメリットは今では科学的にも証明されていますが、過去の経験から昔の人たちも感じていたということですね。

仕事もプライベートも成功させるために、とにかく”笑顔”でいましょう！笑う角には福来るです！

▼営業の笑顔のコツについてはこちらでも解説しています。ご参考ください。
売れない営業マンができていない笑顔のコツ｜苦手な方に3つの鍛え方教えます 

▼営業のについてはこちらでも解説しています！
営業は第一印象が大切。重要性を学ぶメラビアンの法則とは？ ｜ 営業ハック (hiroshi-sasada.com)

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