今日で最終回です。3日間お付き合いいただき、ありがとうございました!

最終日のテーマは「今転職すべきか否か」についてです。多くの方が悩んでいるポイントだと思うので、こちらを解説していきたいと思います。

【大前提】転職≠転職活動

そもそも論で意外と盲点になっている人がいるのでお伝えしておきまうが、転職=転職活動ではありません。

転職活動をしたって、「転職をしない」という選択肢を持っている、カードがあると言うことを忘れないでください。転職活動=仕事探しと捉えてしまうと、どうしても現職を辞めること=退職前提と思ってしまいがちですが、これは違います。

そもそも会社員として働くと言うのは”契約”の上で成り立っています。「私は〜〜をするので、対価として◯◯万円ください」が契約です。これは雇用契約だろうが、業務委託契約だろうが、なんだろうが同じです。なので、より良い条件がある会社があればそちらに行く権利を常に私たちは持っています。大それたはなしですが、日本国憲法でも第22条第1項において「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」 と定められています。

なので、条件が良い会社を見つける、探すことは権利ですし、その場を探すこと自体は誰に文句を言われることでもありません(そもそも辞めること自体も文句を言われることではないのですが)

ただ忘れてはいけないのは「自分が使えるカード」を持っていなければ、そもそも選ぶことすらできないということです。なので、私は昔から転職やキャリアの相談をもらった時に、このアドバイスをします

転職するかしないかは他の選択肢を知ってから悩め

という話をさせてもらっています。どんなに会社を辞めたいと思っても、次のカード(職場や働き先)がなければ、辞めることはできないですよね。大事なことは自分の現在位置を知った上で正しく戦略を立てることです。

今の会社の評価は他と比較して評価せよ

今の会社を辞めたいと思っていたとしましょう。もちろん今の会社に不満や不安があると言う気持ちはわかります。ただ、転職がその悩みを全て解決する手段となるか、と言う目線で考えると決してそうではないと言うことです。

隣の芝生は青い

本当にその通りなんですよね。まして求人媒体や採用ページは芝生をこれでもかと青く綺麗に見せるための場所なので、青く見えるのは当たり前なんです。ただ冷静に考えてみてください。今転職しようとしている会社は日本の会社です。まして同業界に転職しようと思ったら「また同じお客様に営業をしに行くことになる」可能性も当然ありますよね。今までやってきたことと同じことをしている会社への転職で、自分の悩みの全てが払拭されますか?これは経験談ですが、また同じ悩みや課題を感じると思います。一時的に年収や給与が上がって「よかった」と思うかもしれませんが、「お客様のクレームがきつい」「社内の人間関係が合わない」という問題は、業界の構造的な問題のケースもあるので、解決しない可能性もあると言うことです。

大事なことなので言葉を変えてもう一度お伝えします。

転職は特効薬になることはっても万能薬ではない

ましてや場合によっては劇薬にもなりうる代物であると言うことです。転職すれば全てが解決すると思わないでください。さらに、現職に残っていれば、これまで培ってきた社内の人脈や社内の仕事の進め方の理解やハック方法、上司との関わり方等、積み上げてきたものがあるはずです。この積み上げを放棄し、次の職場でまた0から作り上げていくことが求められているのが転職後と言うことを忘れないでください。

だからこそ、転職するかしないかの前に、退職するかしないかの判断を、今の会社だけをみて決めるのは危険ということです。

自分の評価は他人がするものである

「転職するかしないかは他の選択肢を知ってから悩め」という話をしましたが、自分がどんなに転職をしたくても内定がなければ転職はできません。また、内定を貰えたとしても自分が希望する条件のオファーは貰えないかもしれません。

多くの人が転職をする際、「今の会社と待遇は同じぐらいで」という話をします。しかし、異業種の転職となれば年収は下がる傾向が多いです。その理由は「採用する側のリスク」があります。未経験でまだやったことがないひとであれば仕事の大変さや難しさを理解していないので退職するリスクがあります。また0から教えなければいけないため企業側は教育のコストも追う必要があります。そのため、未経験採用の場合年収が下がる可能性が高いということです。

ただし、全部が全部年収が下がるわけでもありません。例えば実際にあったのがアパレルショップで販売をやっていた女性の方。営業経験はないのですが、販売スタッフとしては成果を出しており、また人当たりも抜群。企業理解・業界理解も面接前にしっかりと行っていたので、先方の企業から「即戦力」として期待され、年収が今までの1.2倍のオファーをもらったという方もいます。

この彼女が面接で伝えたことは

「営業経験はありませんが、販売=人に何かを売る、買ってもらう経験はしてきました。なので、御社の営業として受注・売上を作る、結果を出すことに自信があります」

と堂々と宣言したのです。

「販売経験しかないから営業は経験がない」ではなく、販売=売る経験と定義を変え、営業と同じことをしてきたと伝えたので、相手も評価する目線がガラッと変わった好例でした。

自分の評価をするのは採用する相手です。しかし、どう評価して欲しいのか、どう自分のことを見て欲しいのかを伝えることはできます。そうやって、自分が相手にとって必要な人材であるということをしっかりと伝える準備は必要です。そして、そこまでしてダメな時はタイミングが悪かったと前を向いていきましょう。

今、転職すべきか否か

コロナもあり、世の中も大きく変わりました。また転職活動は求人が増える3~4月、9~10月は採用ニーズの高まりがあり、転職活動に有利な時期と言われたりもします。なので、タイミングを見て今すべきか否かを考えている人もいるかもしれません。

ただ転職すべきか否か、この結論は

転職活動をして隣の芝生を見てから悩む

が1番大事だと思っています。小さい子の夢は「お花屋さん」「野球選手」「警察官」と大体決まっていますよね。その理由は自分が知っている仕事・職の選択肢が少ないからです。人は自分の仕事を自分の知っている世界の中でしか選ぶことはできません。ましてや実際に働くとなれば、相手から内定・オファーをもらって初めて働けるようになります。なので、社会を知らなければ良い転職は実現しないのです。

また現職が本当に良いのか悪いのかも、比較してみなければ、本当の評価はわからないはずです。転職活動をしてみたら、自分に対して実は多くの給与をくれていたという方を私は何人もみています。なので、一度他を見ることをしてから決めても決して遅くはありません。

ただ1番やってはいけないのは「不満だしやる気も出ないけど、”とりあえず”ここにいる」という状態です。このとりあえず状態の放置は自分の市場価値を著しく下げるということを忘れないでください。

転職をするのであれば”する”と他を見て決めた上で動いてください
現職に残ると決めたのであれば、今の目の前の仕事に集中してください

今頑張れない人を、どこの会社も採用したいとは思いません。だからこそ、頑張れる環境と決めたのであれば、今目の前の仕事に全力を注いでください。

最後に

最後になりましたが、営業ハックがキャリア支援を始めた理由は

夢中になれている営業が少ない

という課題感からです。私は経験上、1番売れていた時は「営業に夢中になっていた時」です。

  • この商品をもっと売りたい
  • もっと成長したい
  • 営業でトップになりたい
  • このプロダクトを多くの人に使って欲しい

時期によって、営業のモチベーションの源泉は違いましたが、夢中になっていた時は成果が出ました。一方で、嫌々営業をしているときは全くと言って良いほど売れないんです。またお客様の立場になっても、嫌々営業されることほど迷惑な話はありません。

だからこそ、営業ハックでは「夢中になれる」をキーワードに、そしてそんな夢中に営業している営業パーソンを一人でも増やしたいという想いで取り組んでいるので、是非気軽に相談ください!3日間、ありがとうございました!

営業ハック
笹田