「大企業からベンチャー企業への転職にあたって心構えがあれば教えてください」
「ベンチャー企業に入るメリット・デメリットって何ですか?」
「ベンチャー企業での転職に関する失敗例を聞きたいです」
このような疑問はありませんか?大企業からベンチャー企業へ転職するには、不安がたくさんありますよね。
この記事では、大企業からベンチャー企業へ転職を考えている方へ、「実際にベンチャー企業へ入ってショックを受けたこと3つ」を説明します。
この記事を読めば、「ベンチャー企業で働くには覚悟が必要」とわかるでしょう。大企業から社内ベンチャー、メガベンチャー、フリーランスでベンチャー企業の業務委託も経験した私が記載します。
①仕事の進め方の違い
②年収の低さ
③営業が難しくなる
ベンチャーへの転職でショックを受けたこと①仕事の進め方
メイン業務に集中できない
ベンチャー企業で働きたいと思う人の多くが、転職理由として自由に仕事ができる「裁量権」があるからと答えます。
しかし、すべて自由にやらなければならないことの大変さを理解していますか?
私は最初、派遣の営業をやっていました。
ベンチャー企業では労務計算など、自分でやらなければならないことがたくさんあります。
本当にすべて自分でやらなければならないと、営業だけしている場合ではないのです。
- 請求書を送る
- 見積書を送る
- 労務計算
- 時給計算
- スタッフに各種連絡
などもしなければならないのです。
大企業なら分業ができるため、
- 事務担当
- 経理担当
- バックヤード
- 労務管理担当
- スタッフコーディネーター
などの方の助けにより、メイン業務に集中できるのです。
自分のミスが会社を危機にさらす
裁量権が大きすぎることの弊害として、決定をチェックしてくれる人がいません。
そのため、自分の判断ミスが会社の命運に大きく関わる危険性があります。
なぜなら、自分の意思決定ですべてが進むからです。
大企業は意思決定に関わる人が多いので、相談しなければならなかったり、了解をとらなければいけなかったりします。
時間がかかり裁量権は少ないですが、他者があなたの決定を確認してくれます。
しかし、ベンチャー企業では、
「お前勝手に決めといて」
と言われるくらいの裁量権があるのです。
ベンチャーへの転職でショックを受けたこと②年収の低さ
生活水準を落とす覚悟はありますか
生活水準を落とす覚悟はありますか?
ベンチャー企業では年収が下がります。ベンチャー企業で年収がアップしている例もありますが、ほとんどはメガベンチャーと呼ばれる大企業へ成長した企業へ転職した例です。むしろベンチャー企業においては年収ダウンにつながる傾向の方が高いです。特に設立したばかりの場合、事業が安定していないため、年収が下がってしまうことが殆どです。制度も整っておらず、退職金がない場合もあります。
年収が半分になっても、裁量権や、やりがいをもとめてベンチャー企業に入る人は多いです。
転職前の年収が800万円の、ベンチャー企業志望の人が採用募集を見てやってきました。
当時スタートアップを私は経営していました。
聞くと
応募者:「年収がいくら落ちても構いません」
と言うので
私:「月10万円の業務委託費でいいですか?」
と尋ねると
応募者:「大丈夫です。他で稼ぎも作るので」
と返事が。
しかし、実際にやってみたところ、年収の少なさに彼は愕然とします。
通帳を見ると「こんな少ないのか」と不安になります。
生活水準を落とさなければならないので、それもストレスです。
周りの了解をとろう
年収が下がっても大丈夫か、周りの了解も取りましょう。
家族がいる場合は、自分だけでは決められない問題だからです。
自分で頑張ればなんとかなると思っている人は、あらためるべきです。
フリーランスで働く分には、自分の頑張りが稼ぎになります。
しかし、ベンチャー企業の場合は自分の頑張りだけでは、報酬に繋がりません。
頑張りをサービスに置き換え、そのサービスが成果をだして報酬になります。
たとえば、フリーランスは代行業として、ライターであれば記事を書くと報酬がもらえます。
しかし、ベンチャー企業では、求人サイトを運営していれば、
- 提携先を見つけ
- 求人サイトを作り登録してもらい
- お客様が求人サイトを利用して
はじめて報酬になるのです。
当時私がスタートアップでやっていた会社は役員報酬をもらっていました。
3年間の内、役員報酬の未払いは2年間でした。
稼ぎがないので、ほぼもらっていませんでした。
資金調達もせず、自己資本だけでやっていたためです。
本当にそれでも耐える覚悟はありますか?
ベンチャーへの転職でショックを受けたこと③営業が難しくなる
大企業や会社のネームバリューがなくなると、営業が難しくなります。
なぜなら、会社の付き合いで会ってくれていたからです。
「独立したので、ご挨拶させてください」といったとき、会ってくれない人はたくさんいました。
私と付き合っていたのではなくて、会社と付き合っていたのだと、あらためて感じました。
あなたのやっていることは、自分でなければいけない仕事か考えてください。
それがないまま独立しても、相手は会ってくれない確率が高いです。
それでも会ってくれる人が本当の人脈です。
自分の市場価値がわかります。
ベンチャーへ転職することのリスク
私は実際に上記の3つの点で、ベンチャーの過酷さを体感しました。他の方にも話を聞いてみたところ、それ以外にもベンチャーへ転職で起こりうるリスクについて述べられていたので、まとめておきます。
ベンチャーへ転職することのリスク①業績が安定していない
ベンチャー企業は会社が出来てまだ日が浅いケースが多く、業績が安定していないことも多いです。倒産の危険性が大手に比べて高いため、注意が必要です。倒産直前の企業が採用活動を行っているケースは少ないものの、相当安定していない限り急な倒産する可能性があることを忘れてはいけません。
また、労働環境を整備している最中の場合もあります。残業や、休みが無かったり、福利厚生が不足しているなど、仕事を有意義にこなすために弊害となることもあるため、転職の際には企業研究が必須となります。
ベンチャーへ転職することのリスク②成果があげられないと厳しい
ベンチャーに限った話ではないかもしれませんが、ベンチャーの場合は業績がより評価に直結しやすくなります。ベンチャー企業では一人一人の裁量が大きく、入社していきなり大きな仕事に関わるケースも多いです。また少人数のため、自分一人で仕事を進めなければならないので、仕事に関しての高いスキルが求められます。そんな時に自分のスキルでは解決できない仕事を任されると、仕事の成果が思うようにあげられずギャップに悩むことも。
また、大手企業と比べると、自分の業績が会社の成長に直結するため、会社や事業自体の成長にも関わってくる点も忘れてはいけません。
こういったリスクもあるため、仕事を自分の中でどのような立ち位置におくのか、明確にしておくことが必要です。
ベンチャー企業に転職するメリット
ここまで、ベンチャー企業に転職するために必要な覚悟について説明してきました。ここからは、ベンチャー企業に転職することで得られるメリットについてもまとめていきます。上述したポイントとあわせて、自分はどちらを重視するのか、転職の際の参考にしていただければ幸いです。
ベンチャー企業に転職するメリット①新事業に取り組める
ベンチャー企業は、これまで世の中になかったサービスを提供していることが多いです。そのため、世の中に新しいものを発信していきたいと考える人は、メリットとなるでしょう。
また、事業だけではなく、組織づくりや仕組みづくりの段階から根幹部分に携わることが多くなります。大手企業の場合は既に確立されているようなものも、ベンチャーの場合は自分たちで決断していくことが多いです。企業としても個人としても、成長の機会が多いという点は、ベンチャー企業ならではの特徴です。
ベンチャー企業に転職するメリット②経験を積める
上述したポイントとも重なりますが、自分たちで主体的に動いていくことが求められるのがベンチャー企業の特徴です。この点は教育や研修においても同様になります。
べンチャー企業にも教育制度はあります。しかし大手企業と比べるとはるかに未整備なことが多く、仕事をしながら自ら学び取っていくようなイメージです。「教えてもらう」のではなく「自ら成長する」ような環境です。しかも自分だけでなく周りの同僚や先輩、後輩も同じように、主体的に仕事を行っています。こうした環境に身を置くことで、自然と自ら成長していくような姿勢が身に付いていくと言えるでしょう。
また、変化に対応する能力が身に着く点も挙げられます。ベンチャー企業は変化のスピードが特に速く、結果が出なければ改善、改善、また改善と、とにかく膨大な量のPDCAを回し続けていっている状態です。つまり、ノウハウを蓄積しやすく、事態に対応して瞬時に動く意識を持ちやすくなります。
ベンチャー企業に転職するメリット③意思決定速度が速い
ベンチャー企業は、意思決定のスピードが大手企業と比べて速いです。基本的に少数精鋭の立ち位置であるため、風通しの良い環境である傾向がベンチャー企業にはあります。
大手企業は権限の階層が何重にもなっており、改善策を実行しようとすると、手間も時間もかかる仕組みとなっています。そして時間が掛かったにも関わらず決済がおりないなんてこともあったり、やきもきすることも正直多いです。ただベンチャー企業においては、提案したものがすぐに実行になるというパターンも多く存在します。経営者と現場との階層も少なく、指示と決済の系統がシンプルなためです。
ベンチャー企業は、会社や上司が良いと思ったものはすぐ実行できる環境であるため、やりがいの点でも満足度は高くなります。
ベンチャー企業に転職するメリット④裁量の範囲が広い
新興のベンチャー企業の場合、20代で役職につく方も多く、若い頃から経営に携わる立場で働く方も多いです。全体的に任される裁量の範囲が広いため、事業計画を自分で考えたりすることも。
私は「裁量権」にショックを受けてしまいましたが、先ほど述べた点をデメリットと感じず、「経験として積みたい」「自分で決められる環境に身を置きたい」と考える方にとっては、大きなメリットです。
ベンチャーへの転職でショックを受けたことまとめ
いかがでしょうか?
ベンチャー企業では自由の代わりに、仕事がやりづらくなり、収入も下がるとお伝えしました。
それでも本当にやりたいのか、一度よく考えてみましょう。
ベンチャー企業に向いている人については、下記の記事でも特集しました。
参考にしてください。
【第二新卒の転職】イメージで入ると失敗する!ベンチャー企業に向いてる人の特徴5選
今回の内容を一枚の画像にまとめました。
私の記事が少しでもあなたの転職の役に立つことを願っています。
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ベンチャー企業への転職でショックを受ける3つの事。大企業出身の方は特に必見です。
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