- 目標がない
- 目標の立て方がわからない
- 目標を立てているが、成績に反映されない
などの悩みはありませんか?
営業をする上で、目標やノルマは避けられないものですよね。
「目標をたてろ!」と言われても、「面倒だな〜」と思ってしまう気持ちわかります。
そこで、今日は営業における、目標の立て方について説明します。
営業一筋10年以上である私の目標設定の考え方をシェアしますので、役に立つはずです。
目標の立て方2つのコツ
営業マンが避けては通れない目標設定、また、皆様やりがちな新年の抱負。
そんな中でちょこちょこ目にするのが、「営業で1番になること」でした。
このような目標に対して、2つツッコミを入れさせてください。
このツッコミを理解すれば、あなたの目標の達成可能性がより上げるでしょう。
①具体的な目標:何に対して1番なのか?
②がんばる理由:なぜ1番になりたいのか?
コツ①具体的な目標:何に対して1番なのか?
いきなりいやらしい質問で、すいません!
ですが、具体的な目標が決まっていない人が多いです。
1番とは、
- 受注件数ですか?
- 金額ですか?
- 社内評価ですか?
- それともテレアポですか?
あなたは目標を「営業で1番になりたい」と設定しましたが、「何を」「どうすれば」1番になったと言えるのでしょうか?
これをちゃんと決めておかないと、自分が何を目指せばいいのかわからないはずです。
▼目標と言えばKPI。
KPIって何?という人は読んでください。
無駄打ちしない・疲弊しない・成果につながる正しいKPI設定に必要なこと
目標の数字を意識した社会人1年目
ちなみに私も学生の頃から営業をしていますが、社会人1年目から
と偉そうに豪語しておりました。
1番になれたのですが、その時も目標の数字はすごく意識していました。
具体的に意識していたのは「社内ポイント」です。
私の会社はポイント制で、社内評価の高いアクティビティ・結果に対して高ポイントが付与される仕組みでした。
例えば、
- テレアポ1ポイント
- 新規受注5ポイント
- アサイン(人材派遣で就業開始のこと)で10ポイント
さらには - 企業ランクごとにポイントが追加
といった仕組みです。
このポイントを社内で1番にすると決めていました。
毎週、先輩社員のポイントをチェックしたり、高ポイントの結果・アクティビティを狙ったりしていました。
「何を」「どうする」が決まっていると、自分が何をしないといけないかが明確になるのです。
何:社内ポイントを
どうする:社内で1番獲得する
すべきこと:ライバルのポイントを確認、高ポイントの活動をこなす など
これがすごい大切。
「とりあえず1番になる」と言った人は、ここをしっかりと定めてくださいね。
▼目標達成する方法について別の観点でも記載しました。
「頑張ります」をやめて、確実に営業数字・営業目標を達成する方法
コツ②がんばる理由:なぜ1番になりたいのか?
次のポイントは「1番になりたい理由」です。
と思っている人いませんか?
言っておきます。
ありませんから!
結果として、1番になったことで有利になることはあるかもしれません。
例えば、オリンピック金メダリストの体操選手が体操教室を始めたら、1番になった能力と知名度を評価されて生徒が増えやすくなるでしょう。
しかし、営業で1番になっただけで
- 自分のやりたいことが見つかり
- その後、幸せな人生が待っている
ことはありません。
実際、営業で1番になって、出世して給与が減った人もいます。
次のグラフを見てください。
これは、出世をした結果、労働時間が増えたにもかかわらず収入が減っていることを表しています。
主人が夏に昇格し、管理職になりました。管理職になると主人から報告を受けるまで、主人の役職を知りませんでした。昇格は日々の主人の頑張りの賜物です。毎日頑張って働いている主人に感謝しています。
管理職になってからというもの、帰宅は夜中の1、2時になりました。それまでは23時頃帰宅でした。車通勤ですので、退社後は真っ直ぐ帰宅しています。朝は7時には出勤。土日のどちらかは休日出勤です。平日の疲れを補うように休日は1日中寝ています。
主人は大変そうだけど昇格は喜んでいましたし、やりがいを感じているようです。GWには長子の入学祝いも兼ね旅行にでもとウキウキで給料明細を見て驚きました。10万円も手取りが減っています。原因は残業手当がなくなったこと。昇格して付いた役職手当よりも今まで頂いていた残業手当が多かったのです。ショックで空いた口がふさがりませんでした。あんなに頑張って働いているのに・・・。
ボーナスはない会社なので今年は60万円も年収が下がります。来年は120万円。お恥ずかしい話、私は正社員として働いたことはなく、昇格の仕組みがよくわかっていません。主人の状況はよくあることなのでしょうか。
アドバイス、宜しくお願い致します。
出世して管理職になり、残業代の支給が役職手当に変わります。
すると、今まで残業代をもらっていた人は、結果として収入が減る悲劇もありえるのです。
同じ悲劇に遭わないように、自分の会社の仕組みを一度確認しておくと良さそうです。
明確な1番になりたい理由がないと、このような事態になりかねません。
とならないように、自分が頑張る理由を明確にしましょう。
私が1年目から1番になると叫び続けたのは、
・自分で新規事業を立ち上げたい
もしくは
・最年少で店舗責任者になりたい
そんな想いがありました。
1番になると起業する人が多い6つの理由
大手の会社で働いた経験を持ち、起業をしている人が
そして、起業しました。
このように発言するのをよく目にしませんか?
このような人に影響をうけて、1番を目指したくなる人もいるでしょう。
なぜそのような人が多いのか考えてみることで、あなたが1番を目指す理由のヒントにできます。
①もともと能力が高かった
②営業でTOPになるほどの努力で、成長した
③営業を通して視野が広がり、起業したいことが見つかった
④営業を通してできた人脈がいきた
⑤もともと起業するつもりだった
理由①もともと能力が高かった
これを言ってしまうと元も子もないですが、もともと能力が高いため起業したかったと考えられます。
1番になったから起業したのではなく、能力が高かったので1番を簡単に取れてしまったのです。
能力が高ければ、様々なことをやりたくなりますよね。
メジャーリーグのスカウトから注目される高校球児は、最初から「メジャーリーグに行きたい」と希望を持っていることもあるでしょう。
例えば、現メジャーリーガーの大谷翔平選手は、高校卒業時点でメジャーリーグへ行くか、プロ野球へ行くかの選択肢がありました。
一方、プロ野球選手になるので精一杯の人は、最初からそんな希望をもっていることはまれです。
理由②営業でTOPになるほどの努力で、成長した
これは多分にあるでしょう!
営業を通して仕事の基本ができ、努力をした結果1番になったパターンです。
自分の能力に自信を持った結果、より稼げる可能性を感じる「独立・起業」をしたくなる人は多いでしょう。
理由③営業を通して視野が広がり、起業したいことが見つかった
営業を仕事にすると、お客様について考えます。
1番を取る営業マンであれば、相手目線で考える癖がつく人も多いです。
会社勤めでは、制限されていてできないが
と思い、自分の自由にやれる道を求めて起業をする人もいるでしょう。
理由④営業を通してできた人脈がいきた
偶然の産物で起業したくなるケースもあるはずです。
営業で1番をとるような人は、その人脈も優秀な人が多くなります。
周りに起業している知り合いが増えれば、「自分もしたい!」と思う確率も増えます。
また、そのような人達から「一緒に会社を立ち上げないか?」などと誘われることも多いでしょう。
1番をとる優秀な人材なら一緒に仕事したくなっても、不思議ではありません。
▼起業準備で必要なものとして、4要素を紹介しています。
そのうちの1つとして、人脈についても解説しています。
起業準備に営業活動は必要不可欠と言われる4要素より大切なこと
理由⑤もともと起業するつもりだった
もともと起業するつもりだったので、起業したという理由も考えられるでしょう。
これは、「理由①もともと能力が高かった」と似ています。
理由①は、能力が高かったので、「もともと起業したい」と思っていた場合です。
理由⑤では能力が低いにもかかわらず、「もともと起業したい」と考えているケースを想定しました。
目的意識がしっかりしており、「起業してやるぞ!」と思う人は多いです。
起業だけにとどまらず、「何かやってやるぞ!」と思う野心家はいます。
野心家は、印象として悪く見られがちですし、最近は社会貢献を求める若者も増えています。
ですが、自分が「こうしたい」「こうなりたい」といった気持ちがないと、最後は結局続かないのです。
このような意識をもって仕事に取り組む人は、1番になりやすいと考えられます。
というのも、目標が定まっているので動きに迷いがなくなるからです。
と思い、喜んで大変な仕事を引き受けることもあるでしょう。
知り合いの整体師は、
と言っていました。
これにより、1つのお店で10年働いても得られないかもしれない情報や経験を得ています。
(もちろん、1つの場所で長く働かないと得られないこともあるはずです。)
このように、起業をしたいと考えている人は能力が低くても成長しやすく、1番にもなりやすいでしょう。
目標と目的を持とう
1年間がんばるための目標と目的
ここまで書いてきましたが、まとめてみましょう。
笹田の場合は、次の目標と目的を設定していました。
目標:社内ポイントで1番になる
目的:新規事業の立ち上げる
抽象的に表現すると次の様になります。
目標 → 何を頑張ればいいか
目的 → 頑張る理由
やっぱり両方ないとダメなんですよ。
そうしないと、1年間頑張れないですからね。
▼なんとな〜くやっていても、なんとな〜くの結果しか得られません。
きちんと目標設定するには、次の記事も参考になりますよ。
【徹底解説】目的・目標・夢・ビジョンの使い分け|正しい目標設定で願いを叶えよう
小さい目標を立てよう
そんなこと、自分には恐れ多いです・・・
という人もいるかもしれません。
そんな方には、小さく目標や目的を立てることをおすすめします。
今は恐れ多いけど、最終的には1番を目指す!
そのためにまずは・・・
・目標:今より営業成績を月1件受注件数を増やす!
・目的:営業としての自信をつける
に設定しよう。
と考えることで、一歩一歩着実に営業1番への道のりを歩けます。
ありがちなのが、「営業1番をめざす!」と言った後、なんとなく行動してしまい、なあなあになってしまうパターンです。
小さい目標であれば、短い時間で達成可能なので「できるかも」と意欲もあがります。
また、実際に短時間で達成可能なので達成感も味わえるでしょう。
これは、心理学でスモールステップと呼ばれています。
目標を細かく分けて、簡単な内容から実施していくことです。
スモールステップは、アメリカの心理学者バラス・スキナーによって提唱されています。
【目的・目標ない場合の処方箋】まずは全力でやろう
という人もいるでしょう。
目的を持とうと言われても、そんな簡単に思いつかないのが普通です。
その場合は、「やっていく中で自分のやりたいことを見つける」と考えましょう。
本気で営業をやっていると、視野が広がります。
会社の馬車馬担って働くではダメですよ
本気で取り組んだ結果
- 誰かから声がかかるかも
- 能力が上がった結果、「○○をやりたい!」と思う気持ちが芽生えるかも
- 業界や商品の中身を知ったことで、興味を持つかも
- 「この人はすごい!」と尊敬できる人に出会え、自分の生き方モデルがみつかるかも
- 長く働いてお金がたまった結果、安心して別の興味ある分野に転職できるかも
- 興味をもった別の会社へ転職するときに、今の頑張りが評価されて楽々転職できるかも
このような事が起こる確率が上がります。
「仕事なんか適当でいいや」と思っていては、能力はあがりませんし、「この人を真似したい!」なんて人も現れませんよね。
- やりたいことを見つけるために
- やりたいことが見つかった時のできる理由を増やすために
まずは自分がやらなきゃいけないことを全力で取り組む。
これは全然ありです。
むしろやってください。
やりたいことがない人は心を変えよう
目標の立て方2つのコツ
・1番は何に対して1番なのか具体的に考えるべし
・1番になっても収入が減る時もある
・頑張る理由を考えよう
1番になると起業する人が多い6つの理由
・①もともと能力が高かった
・②営業でTOPになるほどの努力で、成長した
・③営業を通して視野が広がり、起業したいことが見つかった
・④営業を通してできた人脈がいきた
・⑤もともと起業するつもりだった
目標と目的を持とう
・目標を立てるのが難しい人は、小さい目標にしよう
【目的・目標ない場合の処方箋】まずは全力でやろう
・それでも目標が決まらないひとは、今の仕事を全力で取り組もう
→その結果偶然に見つかる確率が高まる
やりたいことが、ずーーーっとない人がいます。
私のことじゃないなどと思わないでください。
「変わりたい」「変わる年にする」と心で思っているだけの人ほど要注意です。
常に変わっている、変化のある人は、「変わりたい」とは口にしません。
毎年言う人は、「結局去年も変われなかった。だから今年こそは!」の意味ですからね。
これでは変わりません。
変わりたいなら心を変え、考えを変え、行動を変え、習慣を変えましょう。
その始まりはやっぱり心です。
目の前のことに忙殺されて終わるのではなく、自分で時間をしっかりとって動きましょう。
忙殺の「忙」は心をなくすと書きます。
変わりたいなら、心を無くしている場合ではないのです。
自分の心と真剣に向き合って、営業という自分の役割・フィールドを使って自分を変えていきましょう!
▼売れる営業マンがやっている目標の使い方もまとめました。
売れる営業マンがやっている目標の捉え方を真似たら単純だけど効果テキメンだった
▼目標はノルマだから嫌い。そんなあなたに読んで欲しい準備について説明してます。
頑張っているのに成果が出ない。そんな営業から脱する正しい目標を持つために必要な下準備と懐疑心
【営業ノウハウ集】たった1週間で 常に3ヶ月先の売上を確保する営業方法
営業マンとして成長する最も効果的な方法は 「できる営業マンの真似をする」ことです。
しかし、自分の周りを見たときに 素晴らしい営業マンがいなかったり他社の営業マンの良いところを 学んだりできないので営業マンとしての成長が遅れてしまうのです。
あなたが営業としてもっと成果を出したければ
自分だけでやろうとすれば 成果を出すのに、時間が掛かります。
だからこそ、先人の営業を真似ることで 2倍も3倍も成果を早く出すことができます。
成長することもできるのです。
そうなりたいという想いを持っていただいたあなたに大学の頃から営業を始め 今では、営業代行として独立し
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