優秀な社員が仕事を辞めていく9つの理由と対策

今回は退職についてお話させてください。

「うちの会社、優秀な人に限ってすぐ辞めてしまうんだよね……」

こんな相談をよくいただくようになりました。これは正直、仕方がないと言えば仕方のないことです。なぜなら、終身雇用制度の崩壊だけでなく、副業を始める人も増えたこの現代の風潮によって、最初に入った会社を辞めるという選択肢のハードルが下がったからです。

また、優秀な人って、どこの会社も欲しいんですよね。その結果、優秀な人程仕事を辞めやすい環境下にいるのは否定できません。正直仕方のないことですが、ただだからと言ってこの状況をそのまま放っておくわけにもいかないと思います。出来るならうちの会社で長く貢献してほしい、そう思う人も多いはずです。

そこで今回は、優秀な人が仕事を辞める理由を具体的に紐解き、その対策方法をまとめていきます。最後までお付き合いくださると嬉しいです!

採用コストは莫大なもの

私が新卒で入った会社は、3年以内に辞める人が多い会社でした。同期は私を含め30人ほどいましたが、現在も残っているのは3人くらいだったと思います。この状況を良いものだと言える人はあまりいないでしょう。なぜなら、採用にもお金と時間をかけているからです。

2018年度のデータですが、1人の人材を確保するのにかかる平均のお金は以下のようなものです。

新卒採用……72.6万円

中途採用……84.8万円

採用するだけでも、求人媒体に乗せたり、人材紹介会社に依頼したりと、コストが実はかかっています。また面接や管理、研修などの人件費もかかっていることを鑑みると、人が辞めてしまうことはかなりの損失であると言えるでしょう。

給与アップは離職防止につながる?

「うち社員の給与あげたから大丈夫だよ」

こういった経営者の方がされるお話も沢山聞いてきました。ただ、実際のところ、給与アップは離職防止にはつながるとは限りません。給与アップは、一時的な退職防止の効果は発揮します。ただ、社員がこの会社で働きたいというモチベーションを上げるための施策ではなく、モチベーションをこれ以上下げないようにするための施策でしかないのです。

給与があがったとしても、段々その金額が当人の中では当たり前になっていきます。そのため、あくまで現状維持のための要素であると言えるのです。

優秀な人が辞めてしまう9つの原因

それでは、具体的にどういった理由で人は仕事を辞めてしまうのか、原因をまとめていきましょう。

優秀な人が辞める原因①優秀な人に仕事が集中する

優秀な人程仕事を任されるようになり、オーバーワークになってしまうことが原因の1つ目です。仕方ないと言えば仕方ないかもしれません。優秀な人は成果をスピーディーに出してくれるため、上司からしても仕事をお願いしたいと考えるのは当然です。ただその結果、仕事のバランスが崩れてしまい、1人のストレスが溜まっていくという悪循環に陥ってしまいます。

こういった状態は、残念ながら組織としては不健全です。仮に営業目標を達成できていたとしても、その人がいなくなった瞬間組織は瓦解してしまうでしょう。いくら引継ぎをしたところで効果は一時的です。そうならないためにも、特定の人に仕事が集中しないような仕組みづくりが必要になります。

優秀な人が辞める原因②裁量が少ない

1つ目の理由と逆に感じる部分もあるかもしれませんが、自分で決断や判断できる権限の少なさから辞めてしまう人もいます。つまり、言われたことだけやっているという感覚に陥るのです。

優秀な人は自分で決断し、行動スピードが速いことが多いです。その能力を発揮できる場がないならば、発揮できる場を求めて退職してしまう可能性があります。「もっと成長したい」と考えている人程、裁量が少ない仕事に不満を感じることも多くなるでしょう。上司が、「俺の言ったことだけやっていればいいんだ」というようなマネジメントをしているなら、優秀な人はその組織にいる理由がなくなってしまいます。

改めてマネジメントで意識しなければいけないこと。勿論、裁量を与える前に研修や教育でベースを整える必要はありますが、権限移譲を積極的に行っていくことが必要です。それを行わないならば、社員の成長も鈍化していってしまいます。

優秀な人が辞める原因③評価されない

評価されないことが長期間続いてしまうと、「頑張ったところで意味ないや」と考え、辞める選択肢を考えるようになります。

評価には2つの側面があります。

  1. 定量
  2. 定性

定量とは、シンプルに給与アップや、仕事の裁量が増える、といった変化が起こる部分を指します。もう1つ、定性の部分は、一言でいうなら「言葉で褒められる」ということです。これは人によって求める人とそうでない人がいますが、いずれにせよ評価をされていないと感じるならモチベーションは低下していきます。

分かりやすい例でいくと、年功序列があげられるかもしれません。どれだけ頑張ったところで、年齢を重ねなければ出世が出来ないという組織にいるなら、どれだけ勉強して経験を積んで結果を出したところで、仕事の裁量はもらえないでしょう。そうなると、もっと早く認めてもらえるところに転職しようと考える人は少なからず出てきます。

組織としても、個人としても評価制度を整えることは人材を守るためにも必要なことです。

優秀な人が辞める原因④報酬が少ない

シンプルな理由です。仕事を頑張ったところでそれに見合った報酬がもらえないのであれば、他の会社で頑張ろうという気持ちに多くの人がなるでしょう。組織としての利益率や、体制などすぐには変化できない、ある意味仕方ない部分もあると思います。報酬を際限なく引き上げることはどの組織でも難しいはずです。

ただ、ここで意識してほしいのは、「報酬は金銭以外にもある」ということです。目に見える、給与や福利厚生だけが報酬ではありません。目に見えない、仕事の権限や、今後の成長が見込めるといった環境の部分も報酬に含まれます。こういった、お金をかけなくても作り出せる報酬は存在すると言うことをおさえておきましょう。

優秀な人が辞める原因⑤成長機会が少ない

成長が出来ない職場に居続ける必要があるのか。この問いをした際に、答えは分かれます。「必要がある」と考える人もいるでしょう。成長とは変化であり、変化をせずルーティン作業の方が得意な人はそう答えるかもしれません。その仕事に誇りややりがいを持っているので、そのままがいいという人もいます。

ただ、優秀で、もっと変化をして成長したいと考える人からすると、同じ作業を繰り返すルーティンは苦痛でしかありません。勿論時には同じことを繰り返すタスクも生まれるとは思います。しかしそれをひたすら繰り返すことが業務の主になっている状態は、成長を求める人からするとストレスとなってしまうでしょう。

例えば、インサイドセールス部門の若手の離職率が高い、というお話を私自身よくいただきます。インサイドセールスの人がなぜ早期に辞めてしまうのか。ルーティン作業になりがりな仕事内容であるからと言えるでしょう。営業の分業化が進んだ現在ですが、昔は1人の営業が全てを担っていました。リストアップから、商談、受注、カスタマーサクセス……。数多くの業務を自分の裁量で回していた人が当時は多い状態でした。ただ、営業が分業化され、定型化された現状において、営業は同じ作業の繰り返しだと感じている人が増えていると言えます。

勿論、インサイドセールスも極めれば幅広いアプローチの仕方など、様々な工夫を施すことは可能です。ただ、そこの段階にいくまでの労力と、社員が仕事を単調だと感じ諦めてしまうまでの時間がつり合っているとは限らない点も押さえておく必要があります。成長できる職場だけではなく、早期に速いスピードで成長できる職場も求められているということを覚えておくと良いでしょう。

優秀な人が辞める原因⑥尊敬できる上司がいない

どの調査においても、人間関係に関しては多くの意見が出てきます。1番仕事をする上で影響をうける人は、やはり直属の上司でしょう。尊敬出来ない上司がいる職場に長くいる人は、多くありません。そのため、マネージャー育成にも力を入れていくことが、巡り巡って離職防止にも効果を発揮します。是非、管理をする側の人の育成にも力を入れていただきたいと思います。

色んな価値観はあると思いますが、尊敬できる人が上司なら、「この人についていきたい」と仕事のモチベーションもあがりやすくなります。実際、良い職場と感じるポイントに、人間関係をあげる人は多いです。是非意識いただきたいポイントになります。

優秀な人が辞める原因⑦会社の将来が見えない

将来の自分がどうなっているか、予測や仮説が立てられるというのは重要なポイントです。その中で、会社が将来どうなっていくのかビジョンが見えないというのは、優秀な人にとってはストレスとなります。逆算して自分のこれからを考えることが出来ない状況なら、やはり自分の行っている仕事に意味を見出すことが難しくなってしまうのです。独立・フリーランスになる敷居が低くなっているこのご時世、自分が求めるビジョンは自分で作るという考えに至る人も少なくありません。

組織として共感できるビジョンがないのであれば、優秀な人材は自分で行うという判断になっていきます。そのため、組織としての思いや気持ちをしっかりと発信していくことが必要です。将来どうしていきたいのかというビジョンは、その会社を魅力的に見せるためにも必要なため、積極的にビジョンは共有していくようにしましょう。

優秀な人が辞める原因⑧会社の支援が少ない

営業によくあるポイントです。

個人事業主のようになってしまっていないでしょうか?

会社に属しながら、個人で頑張らせ、会社としての支援がない。こういった状態だと、優秀な人は「わざわざこの組織にいなくても仕事できるんじゃないか」とこのように考えてしまいます。優秀な人は自分で出来る仕事の範囲が広く、成果も確実に出せます。会社というブランドがなくても自分1人でやっていけると判断し、会社を辞めてしまうことに繋がってしまうのです。

改めて、組織としての支援の在り方について考える必要があります。この会社にいるからこそ出来ることを明確にすることで、会社に属する意味を見出してもらうことが可能になるのです。

優秀な人が辞める原因⑨部下の質が低い

言葉を選ばずに言うならば、「部下の尻ぬぐいをさせられる」ということです。部下の結果が出ず、代わりに自分が対応する。こういったことが続くとやっぱり、「自分がここにいる意味あるのかな」という思考に繋がりがちです。

本来自分の成長や自分の目標達成のためにこの組織にいるはずなのに、自分の目的が阻害されてしまう……。こういった環境は、時に苦痛なものとなってしまいます。次に進んでいきたいにも関わらず、足かせがついて回るような状態だと、退職が脳をよぎってしまうのも必然だと思います。

優秀な人が組織にいる理由をちゃんと作ってあげることが、優秀な人材を確保するうえで最優先事項です。

▼マネジメントについてはこちらでさらに詳しく解説しています!

改めて考えるべきマネジメントのあり方と求められていること

優秀な人が辞めてしまう原因まとめ

ここまでの内容をまとめると以下のようになります。

こういった問題を一度に解決できるかというと、それは難しいと思います。ただ、今会社にいる人は、その会社に共感できるモチベーションがある人たちなはずです。つまり、今いる優秀な人たちは何を求めてこの会社に入ったのかということを改めて確認していくべきだということです。

優秀な人は自分で成果を出せる人です。言い換えれば、他の会社にいったり、独立しても出来る可能性が高い人だと言えます。この前提を踏まえて、目先のことだけを考えるのではなく、中長期的なビジョンや負担を集中させない仕組みづくりを共有していくことが、優秀な人材を確保するうえで重要なのです。

目先のことを考えている組織は、先の見通しが立たないため、どんどん成長が鈍化していきます。そうなると、その組織にいるメリットを感じられなくなってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

繰り返しになりますが、「この会社にいることのメリット」をしっかりと明確にしていくことが必要なのです。お金もそうですが、それ以外にもメリットは沢山作ることが出来るはずです。多様性が求められる現代、離職を防ぐというのはとても難しいものです。そのうえで、しっかりと対話を深めていくようにしていきましょう。

今後の参考になれば幸いです。応援しています!

▼動画でも解説しています。他にも役立つ情報を発信していますので、是非見てくださいね!

【99%が知らない】優秀な人が辞める原因。アタナの組織の弱体化します !

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