今回は、「職場づくり」について考えます。自分で会社を経営して、雇用という形で一緒に働く仲間が増えてきた時、多くの社長が思うことは間違いなく「楽しく働いてほしい」のはずです。
社長は人を集めてまでやりたいことがあるわけで、会社を作り、人を集め、場合によってはお金を借りてビジネスをやっているはずです。仲間になってくれた人たちには、当然のこと楽しく働いてほしい。その中で売上の目標を達成する、ビジョンやミッションを達成する、そのために事業をしっかり回していく。そんな思いで会社を運営しているのではないかと思います。
社長は誰しも社員に幸せになってほしい
優先順位は人それぞれだと思いますが、社長が会社を作った目的は「上場してとにかくお金を稼ぎたい」という人がいれば、「ビジョン、ミッション実現のためにこつこつと地道に事業をやっていく」という人もいますし、「この会社に入ってくれた仲間のために」という人もいるでしょう。社長にとって最初の社員や最初のお客さんへの愛着はメチャクチャ強いものです。
人は最初に勤めた会社で、ある意味一生が決まってしまいます。私も新卒で入った会社が良い会社だったので今があります。入社後に転職した、独立したということがあったとしても、最初の会社の経験で自分の土壌になっていることはたくさんあると思います。
よくリクルート出身で「元リク」と自己紹介している方がいますが、新卒でリクルートという良い会社に入って、そこで学んだ知識や経験があって今の仕事ができているという人は非常に多い。リクルートは大量に入社しているので「元リク」の人も多いのですが、新卒で入った会社の影響が大きいことはその人たちからも感じます。
自分の会社で関わってくれている人たちは、普通なら一日8時間、週40時間もの自分の時間を会社に使ってくれています。だからこそ、皆に幸せになってほしい、楽しく働いてほしいというのは、世の社長に共通の思いではないでしょうか。
現実の厳しさを前にマネジメントが機能しなくなる
とはいえ、現実は厳しいものです。最近ニュースになっている某中古車会社さんの例を見ても、店長が不正を働いた、マネジメントする中でも不備があったと言われています。大きな会社なのでニュースになっていますが、中堅、中小、零細、小さい会社であればあるほどそういった不祥事は目立たないだけで、同様の事案はたくさんあると思います。
今なおパワハラの問題もなかなかなくなりません。モラハラも出てくるし、もともとハラスメント体質の人もいると思うのですが、さまざまな形でハラスメントのようなことが起こっている。自社のメンバーに楽しく働いてほしいのは間違いないものの、会社には何とかしなければならないことがあります。この「何とか」は目標達成であったり、これだけは実現しなければならないということであったりするわけですが、現実の厳しさが積み重なってくると、どんどん間違った方向にマネジメントが進んでしまう。そうして、現場の人間の思考を歪めてしまうのではないかと思います。
裁量権があることのストレス
とある雑誌で読んだのですが、仕事の「3大ストレス」は「業務量」と「周囲のサポート」そして「裁量権の大きさ」だそうです。裁量権がもっとほしい、自分でもっといろいろな仕事にチャレンジしたい、といった若い人の声をよく聞きます。けれども、現実問題として裁量権があるということは自分で物事を決めなければいけないということであり、それはそれでストレスがあるはずです。
転職、進学もストレスは大きいと思います。「決める」に関して、人はストレスや負担を感じやすい傾向があるからです。役職が上がれば上がるほど自分で様々なことを決めていかなければいけないし、やらなければならない、達成しなければならない。この狭間に立つマネジャーのストレスが大きいということは、自分もマネジャー経験があるのでよく分かります。
「やりたい」と「やるべき」が重なる状態を作る
メンバーには、みんなが笑顔で楽しく働いてほしい。けれども会社として、組織として、一マーケットを作っていく側としてやらなければいけないことがある。「やりたいこと」と「やるべきこと」の狭間にいる、これが難しさを作っています。
「やりたいこと」と「やるべきこと」の間で人は揺れ動きます。基本的には「やるべきこと」よりも「やりたいこと」をやりたいのが人間です。したがって、できるだけ「やりたいこと」と「やるべきこと」をしっかり結び付けて、二つの重なりを大きくしていくことが、マネジメントにおいては非常に重要だと感じます。
だから最近「パーパス経営」のような形で、自分たちはなぜそこに存在するのかという存在意義や思いを大事にしていく、伝えていく会社が増えました。会社がやりたいことを皆のやりたいことに近づけてほしい。やりたいことをやるためにやるべきだ、という状態をいかに作っていくのか。これが本当にマネジメントの妙ではないかと思います。
さらに、「やりたい」と「やるべき」が重なっている状態が作れていれば、「皆が楽しく働ける」「楽しく働いて成果が出れば、やるべきことが達成できている」、このような良いサイクルが回るわけです。
一時的なストレス発散の場を会社が作るべき?
一時的な快楽、一時的な「楽しい」を作っても、継続しなければ意味がありません。飲み会でストレスを発散する。これは悪いことではないと思います。ですが、会社としてストレス発散を飲み会やイベントで行うとなると、その効果に私は懐疑的です。ただ自分が飲み会嫌いなだけ、と言う可能性もありますが、大切なことは「やりたい」と「やるべき」の重なりをきちんと作ることではないかと思っています。もちろんそのためにコミュニケーションの場を作るとか、キックオフの機会を持つとか、定例ミーティングするとか、そういったことは良いと思います。しかし、一時的な発散のために場を作るのならばもったいないと私は感じます。
「楽しく働く」が一時的ではなく「楽しく働き『続ける』」ことができる状態が作れて、初めて会社として、社長として、良い会社経営ができている、もしくは組織を導くべき方向に導けていると言えるのではないかと思っています。
営業ハックが目指す「従業員を幸せにする」職場作り
営業ハックという会社の目的は、世の中の「営業の悩みをゼロにする」です。そして、リモートワークを基本としており、リモートで営業するからこそ今まで働けなかった人や「もったいない」と言われていた人たちが陽の目をみて活躍できる。このことを通じて営業の悩みをゼロにする、営業で悩みをゼロにする。これが実現できると信じて今ここに会社が存在しているということです。
弊社のメンバーには、「なぜ今まで仕事をしていなかったのですか?もったいない!」と言いたくなる有能な人たちがたくさんいます。その人たちは家庭の事情であったり、色々な事情が重なって会社勤めができなかったり、あるいは違う仕事をしていたのですが、今リモートでイキイキと働いてくれています。
リモートワークで営業する、人とコミュニケーションする、会話する、またそれを分析する、レポートをまとめていく。弊社にはそうやって付加価値を高めることが出来る人がたくさんいます。その中で「やりたい」と「やるべき」の重なりをいかに大きくできるのか、それが最終的には楽しく働ける状態を維持し続けることにつながると思います。
弊社のように上場していない会社、ステークホルダーが従業員とお客様だけという状態で回していける会社であれば、集中するべきなのは「従業員をいかに幸せにするか」です。ステークホルダーが多くなればなるほどいろいろなことを考えなければいけないわけですが、関わってくれている、働いてくれているメンバーが楽しく成果が出せる状態が作れて、その成果がきちんとお客様に届く状態が作れていれば、会社組織はしっかり回っていると言えます。その状態は、私がやりたいこと、やるべきことにつながっているので、そこを意識しながら会社組織を作っていきたいと思っています。
今回は、楽しく働き「続ける」職場をいかに作るかという話でした。
▼リモートにしたら社員は仕事をしないのでは?とお迷いのマネジャーに
【出勤or在宅】リモートワークはサボりの温床なのか?
▼マネジャーの仕事をしてしまっている社長、いませんか?
【マネジメントとは?】社長とマネジャーのマネジメントの違い
【営業ノウハウ集】たった1週間で 常に3ヶ月先の売上を確保する営業方法
営業マンとして成長する最も効果的な方法は 「できる営業マンの真似をする」ことです。
しかし、自分の周りを見たときに 素晴らしい営業マンがいなかったり他社の営業マンの良いところを 学んだりできないので営業マンとしての成長が遅れてしまうのです。
あなたが営業としてもっと成果を出したければ
自分だけでやろうとすれば 成果を出すのに、時間が掛かります。
だからこそ、先人の営業を真似ることで 2倍も3倍も成果を早く出すことができます。
成長することもできるのです。
そうなりたいという想いを持っていただいたあなたに大学の頃から営業を始め 今では、営業代行として独立し
100以上の商材を営業してきたノウハウを全てまとめた
「たった1週間で常に3ヶ月先の売上を確保する営業方法」
こちらを是非受講してみてください!
実際に営業コンサルでお伝えたところ
最短3日間で受注を獲得した人
売上目標が未達がなくなった人
等など…多くの人が成果を出してくれている営業メソッドです。
下の登録フォームに
「今すぐ受け取れるメールアドレス」
を入力し 受講してください。
メール講座ももちろん無料ですが 受講いただいた方には合わせて
ノウハウ&事例集を 無料プレゼントさせていただきます。
LINEでの受講を希望される方は↓こちらから
LINEでも受講できます。 LINEならではの特典もあります。