8/6開催の「出遅れたDX・今から取り組むべき3つのこと」
セミナーでお話しさせていただきました内容の議事録はこちらとなります。
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本ウェビナーの簡易議事録
①スモールステップで小さな成功体験を
大きく業務改善をしようとしても、時間を割くのも難しければ0からスタートするのも難しいもの。まずは自分ができるところから変えていくのが大切。着手しやすいところがどこなのか見つけて、少しずつ取り組んでいくのがおすすめ。DX化はあくまで手段であり、目的ではない。少しでも紙の作業を減らすことができた、などから成功体験を積んでいくことが大切である。
実際の事例として、大手の飲食チェーン店が挙げられる。「入社前のやりとりに時間がかかる」ことが問題であり、アルバイトであったとしても10枚以上の書類に記入が必須だった。WelcomeHR導入後、やりとりがデジタルになったことで、スムーズになったとの声が上がるように。
大規模になればなるほど組織としてDX化を行うことへの難易度が上がる。だからこそ例えば店舗ごとでの説明会を開催するなどのサポートも重要になる。
②成功事例を集める
成功事例を集めることで、「どんなふうにスタートすればよいのか」という着手の方法などイメージをふくらませることができるようになる。成功事例を集めるためにも重要になるのが「自社の業務を洗い出す」こと。同じ業界の他社事例など類似しているものがあればベストだが、違う業界でも似た規模感、似た業務内容の事例があれば参考になる。自分の業務がどんなものなのか最初に洗い出すのが重要。
実務を行っている人たちで検討する、洗い出しを行うように。現場の雰囲気や流れを知っている人同士で洗い出しを行うと現場に即したものになる。業務の洗い出しの完了の基準となるのは、文章化・一覧化したときに抜けや漏れがない状態。この状態を目指していくと良い。
事例の探し方
労務管理などでインターネット検索するのが最も手軽な調べ方。
もう少し時間をかけて詳しく探したいのであれば、展示会に参加することがおすすめ。一気に複数企業の事例を知ることが展示会では可能。「DX 展示会」と検索して出てきた展示会イベントに足を運ぶと、効率よく事例を探すことができる。
また、営業パーソンを上手く利用することも事例を探すためには効果的。人事労務の経験が長い人の事例などを知ることができれば、効率の良いやり方を知ることができる。
③DX化をやりきるというマインドを大事に
精神力の話ではあるが、推進することをやりきる気持ちを持ち続けることが大事。「今のままでもできているんだからいいよ」という声が職場内で生まれることも多いのが実情だが、少しずつ成功体験を積んで、いわゆる反対勢力の人たちを納得させていくように。
よくあるのが飲食業でいけば「店長」が反対するパターン。現状の業務でいっぱいなのにこれ以上変えてほしくない、仕事を増やしてほしくないという気持ちから反対されることも。
反対する人がいたとき
DXツールのカスタマーサポートを活用すると良い。説明会を開いたり、現場に直接カスタマーサポートが伺って問題を解決する、というサポートを得ることができる。抱えている不安に対して向き合うことが大切であり、最も多いのは「今のフローから変わるのが不安」というパターン。そういった相手には「今のフローを変えずに電子化できる」といったことを繰り返し伝え続けていく必要がある。1回で全て伝えきれるわけではないため、少しずつ推進していく意識を。あくまでDXは「みんなが楽になるためのもの」。この目的を忘れずに。
④ツールの比較・リプレイスを判断するときの基準
1年間使ってみて判断するのがポイント。年末調整など1年に1回しか無いものもあるため、労務管理を一通り行う期間が大体1年間のため、各業務で活用してみて合うポイント・合わないポイントを判断するというのがおすすめ。1年ごとの契約になっているツールも多いため、切り替えるタイミングとしても良いものになる。
DX化は出遅れたからと言って諦める必要はない。現状の洗い出しを行い、どの機能が必要なのか精査してから導入することで「使いこなせなかった」を無くすことができるため、自分からDXに距離を置くことの無いように。