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営業における良い身だしなみとは?男性・女性それぞれのポイント解説

更新日
2024/10/22
公開日
2024/10/22

営業職は、お客様のところに訪問させていただく仕事です。昨今のご時世オンラインでコミュニケーションをとることが増えていますが、それでも「身だしなみを整える」ことが重要ではないという人は、1人もいないと思います。

しかし、本当の意味で身だしなみを整えることが何かを理解している人は多くありません。それもそのはず、意外と、実際身だしなみについて詳しく教わる機会はないからです。当たり前と思っていたら実は営業先の相手からみると失礼だった、なんてこともあります。

男性・女性それぞれチェックが必要な身だしなみのポイントも全く同じではありません。そこで今回は身だしなみのポイントについて解説していきたいと思います。

営業における良い身だしなみ①身だしなみの重要性:身だしなみとお洒落の違い

身だしなみとお洒落。似ている言葉ですが、実際の意味合いは全く違うものです。

お洒落=自分の為に、服装やメイクなどを洗練したものにしようとすること

身だしなみ=行動や言葉遣い、服装などを通して、相手に対して不快感を与えないようにすること 

このことをはき違えると、上司やお客様と会った際に相手にストレスを与える原因となってしまいます。それぞれの定義を言い換えるならば、

お洒落=自分をよりよく見せる

身だしなみ=相手を気遣って、相手が嫌な気持ちにならないようにする

と言えるでしょう。

お洒落が悪いこととは言いませんし、プライベートの場においては存分に楽しむべき要素の1つだと思います。ただ、ビジネスの場においてはどうでしょうか。自分を中心にただよりよく見せようとしている営業と、相手の気持ち・考え方・価値観を考慮している営業だと、お客様はどちらの方に好感を抱くでしょうか。多くの人が後者だと答えるでしょう。

自分の服装、言葉遣い、行動は無意識のうちに相手に向かって放映されています。そこで相手が不快感を感じてしまうなら、この営業と関係を築いていきたいとは思ってくれません。もし仮にお客様が昔からの日本文化を比較的重んじるタイプの人であるなら、より身だしなみには気を付ける。

このように相手のことを第一にする考え方が身だしなみ、特に営業においては重要な考え方と言えます。

営業における良い身だしなみ②具体的なチェックポイント

それでは、具体的なチェックポイントをこれから解説していきます。

営業における身だしなみチェックポイント服装

第1のポイントは服装です。当然のことですが、男性と女性では着るものが違います。

身だしなみ:服装のチェックポイント⑴男性

まず是非チェックしていただきたいのが、襟元です。最近はノーネクタイOKな職場も増えてきていますが、依然としてネクタイは重要なアイテムの1つだと言えるでしょう。ネクタイを緩めず、適切に結べているか。またネックサイズもしっかりと合っているか確認するようにすることも効果的です。

実は、ネクタイの色1つでも相手に与える印象というのは異なります。例えば、

紺色=知的、真面目

青色=若々しい

赤色=情熱的、やる気がある

黄色=社交的、陽気

こういったものが存在します。それぞれ、ネクタイによって相手に与える印象が異なる点、意識いただきたいポイントです。

とある経営者は、新規のプレゼンの際には、アクティブな印象を持たせるため必ず赤いネクタイをつけるんだとか。接待の時には相手と距離を縮めるために黄色やピンクのネクタイ、謝罪の時には真面目な印象を与える紺や暗いグレーのネクタイを着用するなど、場合に合わせて使い分けるのも相手の自分への印象をよくするテクニックの1つと言えるでしょう。ちなみに就活など面接の際には青いネクタイでフレッシュさをアピールするのも効果的かもしれません。

続いてシャツです。当然のことかもしれませんが、しっかりサイズの合ったものを着用しましょう。またアイロンは忘れずにかけておくようにすることが重要です。よく言われる「清潔感のある服装」は、ここの部分で周りと差を出すことができます。

また、1つ補足として、スーツのポケットにはあまりものを入れないようにすることが望ましいです。ポケットいっぱいにものを詰めていると、スーツ、特にパンツの傷みが早くなってしまいます。ボロボロのスーツでは不潔な印象を与えてしまいますし、スーツをその都度買い替えるのも決して楽ではありません。このポイントも意識いただきたい部分です。

身だしなみ:服装のチェックポイント⑵女性

女性のスーツには、カジュアルスーツ、ビジネススーツ、フォーマルスーツの3種類があります。男性の場合、セットアップを崩すことはほぼないですが、女性の場合、ある程度崩しても問題ありません。商談の場では普通のスーツ、そうでない時はカジュアルスーツ、と言ったように併用することもおすすめです。

ここで重要なのは、「明るく、かつ品よく」という印象を相手に与えることを意識して身だしなみを整えるという点です。その中で服装を選ぶ際、「高いもの=上品」というわけではないことをぜひ念頭においていただきたいと思います。何か1つ、これはある程度質が良いと自負できるものがあれば十分です。それさえ身に着けて、他のアイテムも手入れをした状態であれば、服装の幅も広がっていきます。

また、高いものではなく安いものを着ていても、清潔感があるように見せるコツがあります。

それは、姿勢・表情・声です。

営業は最初の6秒が大切だと言われますが、そこで相手に与える最初の印象はとても重要なものです。鏡を見て姿勢に気を付けたり、声のトーンの練習もしておくと、相手に良い印象を与え、好感を持ってもらいやすくなるでしょう。

営業における身だしなみチェックポイント②顔周り

2つ目のポイントは、顔周りです。男性は髭、女性はメイクに焦点を当てて解説していきます。

身だしなみ:顔周りのチェックポイント⑴男性

男性の場合、髭を剃ることが出来ているかどうかというのは相手に与える印象に大きく影響を及ぼします。多くの人に清潔感を与えるためには髭剃りは必須だと言えるでしょう。

髭剃りでおさえるべきポイントは、毎日、朝剃るということです。髭が一番伸びる時間帯は朝方です。夜に剃ったところで、翌日にはまた伸びてしまうため、正直意味はあまりありません。

また、口周りについては正しく髭剃り出来ている人は多いのですが、意外と疎かにしがちなのは横顔部分、もみあげから下の部分です。ここは自分で見えないため、盲点になりがちですが、相手からはしっかり見えている部分になります。しっかりここもケアしましょう。

身だしなみ:顔周りのチェックポイント⑵女性

女性に関しては、大きく言えば「眉毛」と「口元」この2点を意識することが重要です。顔のパーツの中で感情を先に伝える部分は、眉と口であるからというのが理由になります。女性は眉を描くことで、数多くの印象を形作ることが出来ます。アイメイクに力をいれている方も多いという話を聞きますが、実は眉の方が印象を大きく変化させられるため、おすすめです。

口元は、会話に使う道具として、比較的注目を浴びやすい部分と言えるでしょう。口は一番血の気があるパーツであるため、口紅を塗ることで、色の対比が協調され、肌も自然と白く綺麗に相手の目に映るようになります。

「笑顔に勝る化粧はなし」という言葉があるように、笑顔が多い人は相手に好印象を与えます。その笑顔の効果を最大化してくれるものが、口元のメイクになるのです。感情も伝わりやすくなり、コミュニケーションをとりやすくなる効果も期待できます。

営業における身だしなみチェックポイント③髪型

髪型については、男性・女性の違いはあれど、おさえていただきたいポイントに大きな差はありません。例えば男性の場合

  1. 前髪は眉毛よりも上
  2. こめかみを出す
  3. もみあげを伸ばしすぎない
  4. 襟足を伸ばしすぎない

これらの点が重要ポイントです。女性に関してもほぼ同様で、顔周りの髪には気を付けることが重要と言えます。なるべく片方の横顔だけでも見えた方が明るい印象になります。横顔を作ることで、小顔効果も期待できるでしょう。男性女性にかかわらず、顔が隠れていると顔が暗く見え、陰気な印象を与えてしまうため、注意が必要です。

営業における良い身だしなみ③まとめ

ここまで男性・女性それぞれの身だしなみについて解説してきました。

身だしなみを整えることで、相手に不快感を与えず、好感を持ってもらうことが出来ます。どれだけ丁寧な口調で話したとしても、人はビジュアルで判断してしまう傾向があります。数多くの人と会い、会話をする営業という職においては、多くの人に好感を持ってもらえるような振る舞いをすることが成果を出すためには必要なことです。お洒落を楽しむのも素敵なことですが、ビジネスの場で自分本位な振る舞いをしてしまうと、相手は不快に感じる可能性があります。

相手の価値観は自分とは違うものです。そこで、どのような価値観を持つ相手だったとしても、不快感を与えないように身だしなみを整えることが重要になります。

不快感を与える=信頼してくれない

こうなることのないように、成果を出すためのテクニックとして身だしなみの整え方を身につけましょう!

▼一般社団法人日本ビジュアル支援協会でも活躍されている身だしなみのプロ、坂井さんに教えていただきました!さらに詳しく知りたい方はこちらをご参照ください!

https://hiroshi-sasada.com/blog/female-appearance/

https://hiroshi-sasada.com/blog/male-appearance/

 

 

この記事の監修者

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