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サラリーマンと起業家、この違いを真剣に考えてみた

更新日
2024/10/22
公開日
2024/10/22

独立して今年で3年になります。去年は子供も生まれて、ちょうど1年前は嫁がつわりのピークでした。会社員の頃だったら、嫁がどんなに体調が悪くても、嫁の勤務先に17時頃に迎えにいったり、子供の面倒を見るのを変わったりはできませんでした。

私は2社、会社員として働きましたが、どちらも結構な体育会系の会社で、遅くまで働くのが美徳のような会社でした。なので、早めに帰ると白い目でみられたり、「いいね、早く帰れて」と嫌味を言われたりしました。

最近Twitterを意識的に活用しているんですが、時間に関するツイートが多いんです。自分の時間は自分でコントロールしたいと言う気持ちが強いんだと思います(実際にそうです)。なので、改めて独立・起業してよかったと思う今日この頃です。

独立も会社員も単なる働き方の違いで優劣はないが、向き不向きはある

ただ一方で、サラリーマン・会社員として働く方が向いている人もいるな、と思うことがあります。結局、独立も、会社員も働き方なので、向き不向きはありますが、どちらが良いと言うことではありません。

実際、私の知り合いで独立して会社員に戻った男性がいます。彼は独立した当初は楽しく働いていたのですが、生活リズムが安定せず、鬱手前にまでなってしまい、会社員に戻りました。そうしたら、また元気に楽しく働いています。

また、会社員の時には死んだ魚のようなしていた同期(←失礼)が、起業したら「残業が多すぎる」と愚痴っていたのに、今は会社員の頃以上に働いているのに、楽しく働いています。

サラリーマンと起業家の職業としての違い

そういう人たちを見ると、改めて単なる働き方の違いでしかないのだと思います。しかし、サラリーマンと起業家とでは職業として前提に違いがあるのも事実です。その違いを改めて整理しておきます

何もしなくても報酬が得られる可能性がある

もちろん会社員でも与えること、貢献することが役割であり、それが仕事です。しかし、会社員は極端な話、成果を出さなくてもお金をもらうことができます。つまり、何もしなくても報酬を得られる可能性があるのです。

成果ではなく働くことで報酬を得られる

起業家や独立した人は基本的に自分の活動の成果としてお金をもらいますが、サラリーマンや雇用されている人は成果ではなく、働いた時間に対して報酬を得ることができます。

サラリーマンという生き方に慣れてしまう弊害

一番危険なことは依存体質になることです。依存体質になってしまうと、何かをすることよりも、今得ているもの、手に入れているものを守ろうとする保守的な動きになりがちです。また、今得ているものをできるだけ楽に手に入れようとする傾向も強くなります。

  • 顧客ではなく、上司や会社のために仕事をする
  • 自分で決められず、指示待ち人間になる
  • 言われたことしかやらない受け身な人間になる
  • 自分に都合が悪い状況に対し、改善ではなく愚痴を言う

まとめると、自分の保身に走り、楽をしたがる傾向に陥りやすいと言うことです。

こうなったら要注意!サラリーマン的働き方のチェックポイント

  1. 愚痴を言う回数が増えた
  2. 改善するための活動や提案の数よりも愚痴の数の方が多い
  3. 上記状態にも関わらず、環境を変える(転職や違うコミュニティへの参加など)アクションを行なっていない
  4. 上司や会社の顔色ばかりを伺っている
  5. お客様のことよりも会社の目標の方が気になる
  6. やる気は出ないけど、とりあえず出社している
  7. 周りを気にして、仕事は特にないけど残業している

私の経験上、3つ以上当てはまると結構厳しいです。。

起業家的な働き方をしよう

起業家的な働き方をする=起業すると言うわけではもちろんありません。

ポイントは3つです。

  • 自分が熱中できることをする
  • 自分が主体的に動く
  • 報酬を得る

ここで一番大事なことは報酬を得ることです。ただ報酬といっても、報酬はお金だけではありません。経験であったり、嬉しい・楽しいという気持ちだったり、成長できたという経験であったり、もちろんお金でも良いです。自分がやってよかったと思える見返りです。頑張った、思いっきり取り組んだことに対して、何かを手に入れる経験をどんどん増やすことが大切です。

そして、その目線で自分が今本業としている仕事にも取り組んでみると、色々な気づきが得られるはずです。受け身で得られるものは、主体的に動いた時と比べて、圧倒的に少ないです。また、主体的に動いていくからこそ、自分が誰の役に立てるのか、どんな貢献ができるのかが見えてくるのです。

社会に役に立たない人・必要ない人はいない

大きな話になりますが、この社会で誰からも必要とされていない人はいません。求めらていない人はいないのです。

なぜならその人が経験してきたことを知りたい人は、必ず探せばいるからです。社会に必要とされると考えてしまうと、日本・世界で求められることをしなければと考えてしまったり、私よりもできる人がいるしと考えて塞ぎがちになってしまったりします。

しかし、そんな大人数、かつ全ての人の役には立てなくても、近所のおばあちゃんのお手伝いはできますよね。隣の学生さんに声をかけてあげたりとかできますよね。

誰かと比較してできるできないを考えることが重要なのではなく、自分が経験したこと・好きなこと・やりたいことで、今困っている人がいたらちょっと手を貸してあげたり、一緒にやったりしてあげればそれで良いのです。飲みたいけど飲む相手がいない、と困っている人がいたら、飲み会を開いてあげたらいいんです。それで自分が楽しくて、相手からありがとうって言われたら、それで十分です。それが報酬です。

まずはどう稼ぐかの前に、自分が熱中できるもので、どうやったら人の役に立てるのかを考えてみてください。その積み重ねが起業家的な働き方が自然とできる自分に導いてくれるので。

この記事の監修者

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