- 真面目にやっているのに誰も評価してくれない
- サボったり遅刻したりしているのに、評価されている同僚に憤りを感じている
- 成果がでない割に毎日忙しく感じて困っている
このような事はありませんか?
上司の言うことをきちんと守る自分より、いい加減に仕事をしているように思う同僚が評価されているのがストレスに感じる気持ちわかります。
ビジネスの真面目と日常の真面目は違います。
あなたは意外に思うかもしれませんが、時間の使い方がうまいビジネスマンは不真面目です。
今回の記事は、仕事で成果を上げるために、不真面目な人が意識している1つのこと記載しました。
これを読めば、あなたも真面目なまま成果の上がる確率がグン!とあがりますよ。
営業1年目からトップになってしまい、不真面目な時期もあった笹田が記載します。
不真面目な人の意見は真面目な人には斬新に映るはず。
最後まで読んでみてくださいね。
目次
時間の使い方が上手い人が意識するたった1つのこと
時間の使い方が上手い人が意識しているポイント。詳しくまとめていきます。
成果を出せなければ意味がない
時間を上手く使うために、大事にして欲しいのは「結果」を出すことです。
成果がでないと、「上手く使っている」と判定できないからです。
たとえば、婚活をしていて、1か月に100人の異性と出会えたとしましょう。
多くの異性と出会えたので「時間を上手く使えた」と言えなくもないですが、一人も結婚やお付き合いに繋がらなければ意味がないですよね。
不真面目な人は、結果を出しつつも真面目な人よりも労働時間が少なく見えます。
なので、真面目な人からすると羨ましく感じてしまうのです。
ついでの意識を大切にせよ
不真面目な人が成果を出しつつも時間をうまく使うために意識していること。
それは、
ついで
の意識です!!
自分の動きにレバレッジをかけているから、成果が大きく複合的になるのです。
直訳すると、てこの原理です。
小さな力で大きな物を動かすという意味で、「自分の動きにレバレッジをかける」とは「少ない行動にもかかわらず成果を大きく出す」ということです。
たとえば、

などと、ちょっと顔を出したことがきっかけとなり

今、御社にピッタリの案件があるのですが、お見積もりいただけますか?
などと、ほとんど努力せずに契約が取れることもあります。
真面目な人なら、ついでに顔を出すという発想がでないかもしれませんね。
真面目な人は1つのことに集中する
皆さん、学校や親御さんによくこんなこと言われませんでしたか?

なにかの「ついで」って嫌われる風潮があると思います。
やるならそこに集中して、それだけをやる。
「ご飯を食べているときに話をしてはいけない」「マナー違反」と言われることもあるでしょう。
人の依頼に対して「ついでにやっとくよ」と答えると「優先順位が低い」と思われて快く思われないこともあるでしょう。
日本では副業禁止の企業が多いのも、そういった「仕事の優先度を下げられては困る」という観点からかもしれないですね。
一方では最近、ドラッカーの「パラレルキャリア」で副業を推奨する記事も増えましたね。
経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した考え方。
本業とは別にキャリアを築いていくことを意味します。
パラレルとは並列・平行を意味します。
要は「ついで」で何かするのが、学校教育や今までの日本の風習的には嫌われていたわけです。
なんとなく、読んでいただいている人の感覚にも、「やるならちゃんと集中してやらなければいけない」と思う人も多いと思います。
そう思うあなたは非常に真面目な人なのです。
人間的に、私はあなたに好感をもちますが、成果を上げるという意味では不真面目になることも必要なのです。
不真面目でも問題ない理由
不真面目というと、基本的には悪い意味合いで使われる言葉ですが、私自身は上述したように必ずしも悪だとは思いません。その理由を解説していきます。
結果を出すことが「ちゃんと」やること
真面目なあなたは、仕事を「ちゃんと」こなしたいと考えていませんか?
そこで伺います。
「ちゃんと」って何ですか?
他のことをせず、それだけをやることが「ちゃんと」ですか?
「ちゃんと」やるというのは、「結果を出すこと」「求められているリアクションを示すこと」です。
多くの人がお門違いのことをよく言います。

「集中して、他のことをやらなかったことを評価してくれ」と発言します。
つまり、結果ではなく、
- 「頑張った自分」を評価してください
- 「他を犠牲にしてきた自分」を評価してください
と言ってくるのです。
結果を出さなければ評価されない
もう一度言います。
求められているものは結果です。
「集中してやった自分」「他を犠牲にしてきた自分」は評価されません。
昔のように忠誠をいくら誓ってもダメです。
ただ昔と違うのは、忠誠を誓わなくても結果を出せば評価をしてくれること。
もっと言えば、結果を出せば良いのです。
そこが大きく違います。
評価ポイントが忠誠なのか、結果なのかです。
不真面目でも良い理由
このポイントが結果になると、何が良いか。
結果を出せば、何をしても良いのです。
(これはちょっと極端ですが、結果を出している人はある程度許されます)
私も経験ありますが、私は1年目から営業でTOPでした。
なので、多少ミーティングに出るのが遅かろうが提出物を出すのが遅れようが、何かをうっかり忘れようが結構許されてきました。
(自慢ではないですよ。加えて言うと、そこに甘えていてもダメなのも自覚済みです)
ですが、事実として存在するのです。
ビジネスの真面目は結果を効率的に出すこと
1つのことをやるときに、1つの結果だけを求めるのは辞めてください。
1つのことをやるなら、副次的に波及できないかを考えてみてください。
学校や日常の真面目は「1つのことを一生懸命、1つの結果に向かってやる」だと思います。
しかし、ビジネスの真面目は結果を効率的に出すことです。
せっかくやっていることがあるのであれば、複数の成果を1度に出せた方が、効率は良いですよね。
是非、意識してみてください!!
「ついでに」ができている人の2つの行動
そうはいっても、突然「ついでに」なんでもできるようにはなりません。
身につけられるように、ヒントとして、「ついでに」ができている人が自然に行っている2つの行動をお伝えしますので、あなたも真似してみてください。
①スキマ時間を活用する
②物事を習慣化している
行動①スキマ時間を活用する
「ついで」ができる人は、スキマ時間を活用するのが上手いです。
あなたは通勤の電車の中で、
- スマホゲームをしますか?
- 読書しますか?
- ただ座って寝ているだけでしょうか?
家での30分も、電車の中での30分も、仕事中の30分も全部一緒です。
「電話は会社についてからしよう」「明日のTODOは寝る前に考えればいいや」などと考えずに、あいてる時間を積極的に活用してみてはいかがでしょうか?
様々なことを、同時並行で「ついでに」進めやすくなるはずです。
行動②物事を習慣化している
「ついで」ができる人は、物事を習慣化するのが上手いです。
何をやるか、いちいち考えていると意思の力を多く使い、疲れてしまいます。
- 昼飯は何を食べようかな
- 今日は何の洋服を着ていこうかな
など、ちょっとしたことでも意志力を消費してしまいます。
心理学では、意思の力は筋肉と同じで使えば消費され、疲れていくものと考えられているのです。
物事を習慣化できている人は、習慣という無意識の力を借りて、多くのことを楽に行っています。
- 朝起きたら一日のやることを洗い出すのが習慣
- 商談ではお客様を1回笑わせるためにネタを考えてから臨むのが習慣
- 社内営業として、2週間に1回は上司を飲みに誘うのが習慣
など、やっていない人がやろうと思うと大変なことを習慣にしておくことが、ついでに様々なことを行うコツです。
あなたも「ついで」を増やせるように、習慣化を狙ってみましょう。
▼意志力や決断について取り上げた記事があります。
「仕事後は毎日激しく疲れている」という人に読んでもらいたいです。
自然と「ついでに」ができる人を目指そう
時間の使い方が上手い人が意識するたった1つのこと
・成果を出せなければ意味がない
→時間を効率的に使えたかその判定は成果に委ねられる
・ついでの意識を大切にせよ
→同時並行で動くことで少ない行動で大きな成果を生み出せる
・真面目な人は1つのことに集中する
→真面目な人は1つのことをやりがち
不真面目でも問題ない理由
・結果を出すことが「ちゃんと」やること
→仕事において「ちゃんとする」とは結果を出すこと
・結果を出さなければ評価されない
→求められているのは結果である
・不真面目でも良い理由
→結果が出ていればある程度、何をしても許される現実がある
・ビジネスの真面目は結果を効率的に出すこと
→副次的に効果を出せないか常に考えよう
「ついでに」ができている人の2つの行動
・①スキマ時間を活用する
・②物事を習慣化している
「ついでに」の思考は、一朝一夕で身につく物ではありません。
あなたが、自分は真面目であるという自覚がある場合は、まずは社内の不真面目に感じる人の行動を観察する所から始めるのもよいでしょう。
▼時間がない!という言葉をいつも口に出してしまう人はこちらの記事も参考になります。
この記事の監修者
株式会社営業ハック
代表取締役
笹田 裕嗣
営業代行事業を始め、「売れる営業組織」へと変革するためのあらゆる支援を行っています。
弊社独自のセールスメソッドを用いて、停滞する営業組織の改革から新規営業組織の立ち上げまでトータルでサポートいたします。今までご支援させていただいた企業数は100社を超え、主に中小・零細企業のあらゆる業種で成果を出し続けています。