「精神的にも体力的にもキツイ…」
新卒で営業に回され、ボロボロになっていませんか?
営業は、体力と根性が勝負。
大学時代に、体力と根性を鍛えた体育会系の人たちにとっても決して楽な仕事ではありません。
この記事では、社会人一年目で営業に回され、数字とノルマに追われながら、顧客と上司に怒られ「辞めたい」とまで追い込まれた先輩たち。
実際に辞めた先輩、辞めずに頑張っている先輩たちの生々しい体験談をご紹介いたします。
あなたの今後の営業活動に、または今後の身の振り方の参考に活かしてくださいね。
目次
- 1 登場人物
- 1.1 面接では広報へ行きたいとアピールしたが、もっともやりたくない営業へ配属
- 1.2 契約が取れず、毎朝朝礼で震える日々だった
- 1.3 自分の努力が全く報われていないと感じた
- 1.4 内勤の予定で入社したのに、新規獲得のノルマを与えられ取れなければ会議で罵倒された
- 1.5 飛び込みを一日中やらされた
- 1.6 契約寸前でお客に裏切られた
- 1.7 契約してくれたのに、お客の健康状態が悪く無効になった
- 1.8 一軒ずつ家に伺いながら営業販売、不備があれば怒られた
- 1.9 新卒1年目から、顧客ユーザーの新規開拓をさせられた
- 1.10 上司の知り合いのお客と揉めた
- 1.11 ノルマ達成のため、値引きを黙って行い、上司に大声で怒られた
- 1.12 自分に全く適性がなく絶望した
- 1.13 間違った商品を納品してしまい、上司や取引先からこっぴどく叱られた
- 1.14 最初から営業として活動してしまったために、失敗続きだった
- 1.15 商品の値引き率の計算を間違えて、とんでもない金額で見積もりを出し、お客と上司に怒られた
- 1.16 入社早々、待っていたのは開拓地獄、怒鳴られ続けた
- 1.17 営業していた商品を「要らない」とはっきり言われて悔しい思いをした
- 1.18 睡眠時間が、3時間ほどの日々が続き、体力的にも持たなくなった
- 1.19 お客からのクレーム、上司からの強い失跡に限界に
登場人物
株式会社営業ハック代表 笹田裕嗣
新卒1年目から不動産営業をされていたAさん
面接では広報へ行きたいとアピールしたが、もっともやりたくない営業へ配属
本日は、新卒で不動産の営業をご経験されたAさんに、お話を聞いてみようと思います。Aさん、よろしくお願いします。まずは、なぜ新卒1年目に「もうやめよう」と思ったのですか?その具体的なエピソードを教えて頂けますか?
新卒1年目の時に総合職での採用で、面接では広報へ行きたいとアピールしていました。
美術系の学校をでていたのでそれを生かせる部署は広報だけです。
営業職に関しては自分に最も遠い部署だと思っていましたし広報へ行きたいという気持ちが届いての採用だと思っていたので、入社式当日に営業への配属が決まりびっくりしました。
営業なんてもっともいきたくない部署だったので気持ちが入らずに、笑顔が足りないだの接客の基礎がなっていないだのと、毎日先輩に注意される日々が続いていました。そして他の同期たちはもともと営業を希望している者ばかりだったので、やる気があり、次第にまかされる仕事量に差がでてきました。
続々と仕事で成果をあげる同期に対してやる気のない私…もうやめようと毎日思っていました。
それはお辛かったですね…そんな辛い体験をどうやって乗り越えたのですか?
もうやめようと思い、デザイナー職での求人に応募しましたが、
社会にでて数年の私を採用してくれる会社なんてありませんでした。
書類でほとんど落ちてしまう日々。
なので、もう少し実績をつまなくてはと思い、自分の営業ツールを全て自分でデザインすることにしました。
お客様に渡す資料もオフィス系ソフトのそっけないものではなく自分でデザインし、コミュニケーションをとっていきました。
自分の得意分野に寄せることで仕事もそこまで苦痛ではなくなりそれから3年後にようやく転職をしました。第二新卒のうちはなかなか雇ってくれる会社がみつからなかったのでその期間は自分に自身をつける期間にするためとりあえず会社にのこり働きました。
がらりと職種を変えての転職、努力されたのですね。
ところで、営業で得たものは何かありますか?
営業職をしてみについた力は「お客様のニーズを探しそれに応えていく力」です。
これはデザイナーになった今でも役立つスキル。「新築を探している」というお客様に対して、ただ新築の家をご案内してもご成約にならないことがほとんど。
お客様は新築ならばなんでもいいのではなく心の中にさまざまな異なる答をもっています。
それが間取りなのか外観なのか会話の中で探っていかなければならなかったため、そういったスキルが一気にみについたと思います。
なるほど、ありがとうございます。
では、最後に、新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイスをお願いします。
1年目は何かを思い通りに行かないことが多いと思います。けれど1年で結果なんてでません。
継続は力なり。営業は数年やらないとその仕事の良さや、やりがいなんてわからないのです。
今の仕事が自分にあってなくてうつになりそうなほど辛いなら辞めることをおすすめしますが、そうでない場合は一つでもいいのでやりがいを探してみてください。やりがいが見つかれば仕事は続けられるはずです。
あとは自分が生かせる方法を見つけてください。みんなと同じやり方が必ずしも正しい訳ではないと思います。
それらを意識して働くことできっと変われるはずです。
Aさん、ありがとうございました。
それでは引き続き、他の方々の体験談をご紹介いたします。
契約が取れず、毎朝朝礼で震える日々だった
営業経験年数:12年
業界:OA業界
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
新卒で入社した会社はOAや通信を中小零細企業に営業する体育会系の営業会社でした。
支社には約80人います。
毎朝朝礼を行いますが、数字発表があります。
1日営業して契約が取れないと「ポカ」と言います。
3日間取れないと3ポカと言います。
3ポカをすると朝礼中に皆の前に立たされ、意気込みを発表させられます。
意気込みの気合が足りないと上司から「公開詰め」を受けます。
時には怒鳴り散らされることもあり、30分以上朝礼で皆の前でゲキ詰めされたこともあります。
契約が取れない新入社員時は毎日が震える日々でした。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
上司に怒られること、詰められることの原因は営業での契約が取れないことでした。
逆に契約が取れると褒められます。
仕事でのストレスは仕事で乗り切るしかないと思いました。
なので愚直に営業活動を行いました。
すぐに結果は出なくでも諦めず不貞腐れず、足を止めずに営業し続けました。
結果として数字が出るようになり、上司から怒られることもなくなりました。
★営業で得たもの
目標達成に向けての継続力。数字へのこだわりが強くなりました。
またプロセスにもこだわるようになりました。
1日の計画力も身につきました。諦めず不貞腐れず、愚直にやるべきことをやり続けることが大事です。
「良いパスは走り続けている人にしか来ない」
と言います。
営業でも御客様先に足を運び営業し続ける事が大事です。
受注は営業し商談している人にしか出来ません。
なので上手くいかない時や辛い時も足を止めずに営業し続ければ
いつか良いことがきっとあるので諦めずやりきることが大事です。
自分の努力が全く報われていないと感じた
営業経験年数:2年半です。最初の1年間は本社での営業研修で、2年目以降は地元支社に配属されて営業現場にいる方のフォローをしながらの営業研修でした。
業界:金融業界
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
毎月2~3件の契約目標がありました。ある月に1件しか取れないことがあり、必死に営業活動をしていましたが直属の上司の個人面談できつく詰められ、更には部で一番偉い上司の個人面談まで行われた時には自分の努力が全く報われていないと感じ辞めたいと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
本社での営業研修が1年間と決まっていたので、まずは1年耐えようという思いで乗り越えました。また、同期達ととても仲が良かったので、休日に一緒に出掛けたり仕事終わりに飲みに行ったりして気晴らししながら気持ちを切り替えていました。上司のほとんどは怖い人たちでしたが、その中でも私のことを気にかけて前向きになれるような言葉をかけてくれる上司もいたので、その方の存在も支えでした。
★営業で得たもの
初対面の方に警戒されない話し方や距離の縮め方、「この人となら契約してもいい」と信頼される言動を身に付けることです。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業は体力勝負であり、事務作業能力、コミュニケーション能力、ストレスコントロール能力、目標達成能力、行動力、判断力、知識を身に付ける努力・・・など、様々な能力を必要とします。入社1年目でその全てを発揮することはとても難しいことですが、年数を重ねていけば必ず成長します。何よりお客様から信頼を得られた時の達成感は、他の職種では得られない貴重なものです。自分を信じて頑張って欲しいです。
内勤の予定で入社したのに、新規獲得のノルマを与えられ取れなければ会議で罵倒された
営業経験年数:10年
業界:人材派遣業
★対象顧客;法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
内勤の予定で入社しましたが、営業担当が急遽やめた為私が営業を行うことになりました。
何も分からない中、新規獲得のノルマを与えられ取れなければ会議で罵倒されました。
もともと人と話すのが得意ではなかったため、まずは人と話すことに慣れろと飛び込み営業を言い渡され毎日多くの会社を訪問し知識も少なかったため訪問先でも馬鹿にされたような対応をされ辞めようと考えていました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
自分自身に知識がないことがまず問題だと思い、法律的なことから他の企業での実績などとにかく多くの知識を得ました。
そして、飛び込みでの営業は効率が悪いと感じた為電話でのアポ取り、訪問先や顧客から紹介をしてもらうようにしました。
これによって訪問先での門前払いはなくなり、担当者とほぼ確実に会うことが可能となり得た知識は自分の自身となって商談が出来た為、新規顧客の獲得は問題なく達成できるようになり、この頃には辞めたいという感情はなくなっていました。
★営業で得たもの
色んな人と向き合うコミュニケーション能力。
結果を出すためにどのような過程を踏まえていけばいいのか考えるようになりました。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
まずは誰とでも緊張せずに話せるように場慣れは必要だと思うため、飛び込み営業は場慣れという意味では必要だとは思います。
そして知識は武器になります。
商談していく中で知識がないと不利な条件で契約等させられることとなってしまうので、専門的な知識は深く、時事ネタなどは広く浅く。
多くの情報を持っていると自分にとって有利になることは少なくないと思います。
飛び込みを一日中やらされた
営業経験年数:2年
業界:先物業界
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
営業が取れなくて、飛び込みを一日中やらされました。何も教えてくれない状態で、飛び込みをするのは、きつかったですね。
一時間ごとに、報告をするのですが、叱責が多くて、頭がおかしくなりそうでした。やめたいと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
乗り越えられませんでした。会社は、やめてほしくて、追い込みをかけているのがわかったので、すぐにやめようと思ったのですが、ここでやめたら自分に負けたことになると、自分に言い聞かせ、一年はやるようにしました。
上司の追い込みが、あまりにひどかったので、精神病院に入院してしまい、結局は、やめることになりました。
★営業で得たもの
諦めない気持ち、社会の厳しさ、入社してから、3ヶ月以内にある程度結果を残さないと、会社にはいられなくなるということ、です。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
苦しかったら、逃げるという選択肢もあるということです。限界まで頑張ってしまって、体を壊しても、会社は何もしてくれません。自分が一番大事ですので、会社が、いじめを初めたら、すぐに辞めることをおすすめします。
契約寸前でお客に裏切られた
営業経験年数:1年
業界:生命保険営業
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
担当職域の新入社員に保険営業を行っていた時に、手応えがあったのですが、いきなり掌を返されたかのように断られた時です。上司と一緒に提案をして、その新入社員も保険加入に前向きだったのに、「他社の商品に入るから」と言って断られた時は仕事を辞めたいと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
先輩に話を聞いてもらったことです。「提案の手応えがある人ほど突然断られることがよくあるよ」というアドバイスをされ、私も前向きな気持ちになりました。元々提案が苦手だったため、ロープレをたくさんして自分なりにうまく商品の提案をすることを心がけていきました。その結果、断られた時よりも契約に至る確率が高まりました。
★営業で得たもの
目標達成力です。今は営業を離れてしまいましたが、目標を必ず達成するように努力する力はついたと思います。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
新卒で営業がうまくいく人の方が少ないです。今うまくいっていても、必ずどこかでつまづくことになるので、2年後ぐらいに芽がでるという考え方で仕事をした方がストレスが溜まりません。今は担当職域にタネをまいて水をあげている時期だと思ってください。必ず花は咲きます。
契約してくれたのに、お客の健康状態が悪く無効になった
営業経験年数:1年半
業界:生命保険
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
仲良くなったお客さんのご主人を紹介していただき、自分の中では大口の契約をさせていただける予定でした。
契約の際は、上司の指示の通り、健康状態の告知事項についてきちんと聞き取りをしましたが、告知書に基づいてヒアリングすると、事前に聞いていた以上に健康状態が良くなく、また必要以上に丁寧に告知してもらってしまい、引き受け不可と判断されて、契約していただくことができませんでした。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
保険の告知や病気、薬についてよく勉強して、どの程度の状態ならば加入を検討していただけるか、自分でも判断できるようにしました。
またお客様から事前によくヒアリングをし、加入したいと考えている方が加入できる状態なのか、お客さまをがっかりさせないようによく勉強しました。
さらにお客様がなんでも話せるような間柄を築く努力をしました。
★営業で得たもの
どんなに冷たくされても折れない心
小さなことでもコツコツと続けていく地道な努力
相手を説得するためにデータを用意したり、それを伝える際に工夫する力
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業は大変な仕事でしたが、人生の中では貴重な時間でもあったと今は思います。
その経験があったから、今別の分野でも頑張ることができていますし、あのときより大変なことはないな、とタフな心を身につけました。
ただ、営業だけが全てでもないので、心身を壊さない程度に頑張るのもいいと思います。
一軒ずつ家に伺いながら営業販売、不備があれば怒られた
営業経験年数:1年
業界:金融業界
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
まだ何もわからない中で一軒ずつ家に伺いながら営業販売をしました。
研修はたくさんありましたが、やはり実際の場は異なり、書いてもらった書類の不備が毎日ありました。
不備があると再度戻って謝り、怒られ、とても辛い日々でした
★辛い体験を乗り越えたエピソード
優しい上司が助けてくれていたので良かったと思います。
お客さんのところへ行く際も、同行してもらい、一緒に謝ってくれました。やはり、ベテラン。
お客さんは嫌な顔をしていても話していくうちにどんどん名古屋、さらなる営業へ繋げることもありました。
そんな支えの中で頑張ってやらないといけないなと、改めて思い、一生懸命不備のないよう、勤めて働いていました2
★営業で得たもの
信頼感の必要性や営業トークです。
信頼があれば少しのトークで購入してもらえ、
また営業トークが出来れば信頼になります。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
本当に毎日数字と闘う日々です。
月のノルマがあり、それを4分の1にして1週間のノルマ、それを5分の1で日々のノルマ。
本当に辛く、夏などは辞めたい気持ちになります。
しかし、その中でも何か魅力があるのであれば頑張ってください。
営業はお金は入ります。
新卒1年目から、顧客ユーザーの新規開拓をさせられた
営業経験年数:4年
業界:日用品メーカー
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
新卒1年目から、顧客ユーザーの新規開拓をさせられ、リストに載っている電話番号に片っ端から電話をかけるように言われた。
電話で話す内容も詳しく教えてもらえなくて、あまりにもOJT過ぎて毎日が本当に辛かったです。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
できないものはできないと開き直りました。
新規開拓はできないけれど、売り上げの数字は落とさないように既存の顧客にはしっかりと対応して、売り上げが昨年対比で下回らないようにしました。
上司から文句を言われることもありましたが、既存の顧客からの私への評判は良かったので、それほどうるさくは言われませんでした。
★営業で得たもの
何事にも誠実に対応すること。
些細な問い合わせの電話であっても、丁寧に対応して、この営業なら頼りになると思われるようにしました。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業は性格に向き不向きがあるので、合わない場合には大変だと思います。
それでも一人でも良いので、自分を気に入って信頼してくれる顧客を見つけることができれば、仕事はとてもやりやすくなります。
どんな小さなことでも、誠実に丁寧に対応すれば、そんな顧客ができるから大丈夫ですよ。
上司の知り合いのお客と揉めた
営業経験年数:3年
業界:不動産
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
お客様と揉めました。そのお客様は上司の知り合いの娘さんでした。その為直接やり取りをしておらず、話が食い違ってしまい、トラブルになりました。
そのお客様に「向いてないからこんな仕事辞めれば?」と言われました。初対面の、しかも年もあまり違わない方にそんな事を言われて、立場上何も言い返せず我慢することしか出来ずに辛かったです。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
何度も辞めようと思いました。トラブルが起こると上司が担当を代わってくれ、私の代わりに頭を下げてくださいました。
しかし、上司が何人も私のために時間を割いて話を聞いてくれました。どうしたらトラブルにならずにいられるか、何度も話し合いました。その結果、お客様が不安になるような言葉である
・多分
・~だと思います
という言葉を使わずに営業するようにとアドバイスを頂きました。
★営業で得たもの
忍耐力が身につきました。
新入社員当初、他人にこんなこと言われるなんてという苛立ちの方が大きかったですが、少しずつ「この方がクレームを言う本当の理由を聞き出さなければ」と思うようになり、忍耐力が身に付いたと思います。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
散々営業に向いていないと言われました。
営業から外されたこともありますし、上司に辞めたいと話したこともあります。
しかし、結局3年働いて結婚して辞めるまで続けることができました。
辛いことはたくさんあると思いますが、努力は報われます。諦めないで欲しいです。
ノルマ達成のため、値引きを黙って行い、上司に大声で怒られた
営業経験年数:6年
業界:自動車
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
私が営業をもうやめようと思った事は、入社して4カ月目に入った時でこの時には、ノルマが課せられて私は、ノルマを達成する事ばかり考えていたのです。この時に、車の販売を行う時お客様に逃げられたくなかったので、値引きを黙って行い上司に、大声で怒られたのです。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
私は、この事を乗り越える為に自分であの時何で勝手に値引きをしてしまったのかと、毎日のように悩み続けたのです。私は悩み続けた結果きちんと上司の人に相談を行う事が重要であると気づき、これ以降は上司に相談を行っています。また、この時に友人にも相談を行い自分の仕事に対する悩みや不安を聞いてもらい友人から励ましてもらい乗り越えっていったのです。2
★営業で得たもの
お客様を大事にし、上司の言う事や相談を行う事を学び、礼儀や言葉遣いについても学ぶことが出来たのです。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業という仕事については、お客様も大事にしなければならないですし、上司との関係も非常に重要な事になってきます。また礼儀や言葉遣いも注意を行わなければならないので、自分自身を変えていく事も必要になってくるのです。
自分に全く適性がなく絶望した
営業経験年数:6年
業界:化粧品
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
教育をほとんど受けない状態で新規開拓営業をしていたのですが、最初はテレアポのやり方もめちゃくちゃで、電話口で怒られることも多かったです。手探りでテレアポをしてもなかなか成果に繋がらず、自分にはまったく適性がないと絶望していました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
周りの人に話を聞いてもらって、客観的な第三者からの意見をもらうと気持ちの整理ができて、明日も頑張ろうとモチベーションを維持することができました。
毎日辞めたい気持ちではありましたが、話を聞いてもらってモチベーションを維持しているうちに、成果につながる体験もして、営業職のやりがいや達成感などの良い面が徐々に見えてきました。
★営業で得たもの
社内調整力や社内営業力です。営業は特にそうですが、顧客への提案活動がうまくいくための根回しが会社員にとって一番大切です。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
最初は分からないことばかりで辛い気持ちは分かります。特に新規開拓は勇気もいりますし、なかなか成果が出ないことが多いです。でも、若さや一生懸命な姿勢が評価されやすい時期でもあるので、かならず達成感を感じる瞬間があると思います。
間違った商品を納品してしまい、上司や取引先からこっぴどく叱られた
営業経験年数:10年
業界:電子部品
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
法人顧客に対し、間違った部品を納品してしまいました。
それにより、上司や取引先からこっぴどく叱られてしまいました。
かなりショックを受けて暫く立ち直れませんでした。
新卒1年目だったので、もう辞めたいと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
とにかく失敗したことを反省することから始めました。
何故納品する部品を間違ってしまったのかを、自分なりに検証しました。
PCで納品を管理しているので、管理方法をもっと正確に行えるように、エクセルファイルを作り直しました。
あとは取引先の顧客とメールや電話で、もっと多くコミュニケーションをとるように心掛けました。
そうして仕事の取り組み方を改善することにより、辞めたいという気持ちから乗り越えることができました。
★営業で得たもの
顧客との密なコミュニケーション、きちんとしたPCでの管理、あとはより正確に忠実に仕事をしていくスキル
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
新卒営業1年目で苦しんでいる人は、是非ゆっくりじっくり自分自身の仕事を振り返る努力をして欲しいと思います。
失敗は誰でも起こることなので、めげずに立ち向かう気持ちの強さを持つことも、とても大切だと思います。
現在も働いている
ここからは、社会人一年目で営業がきつかったけれど、現在もその会社で働いている先輩たちの体験談をお送りします。
最初から営業として活動してしまったために、失敗続きだった
営業経験年数:4年6か月
業界:水道設備管理
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
通常は1年程の現場での作業を経て、その後に営業として活動をするのですが、最初から営業として活動した為に、作業の見積もり金額が安すぎたり、作業の日程が短すぎて工程内に作業が終わらずに謝りに行く事が良くありました。
また他の作業員と話す機会も初めは少なく、あまりお互いの事を知る時間も無かったです。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
自分に足りないのは、まず現場の経験と知識である事は明白だったので、作業員の方と一緒に現場に同行し、作業の内容を聞いたり、補助として作業をしました。
また、作業員の方から遊びや飲み会に誘ってもらう事も多かった為に、その時にも仕事を教えてもらえた事も大きかったです。
最終的に、ある程度知識がついてから同じ営業の先輩に見積もりの金額を聞いたり、作業員の方に作業工程の確認をして、仕事の
ミスが減りました。
★営業で得たもの
遊んだり飲み会に行ったりするだけでなく、仕事やプライベートで困った時にも手助けをしてくれたり、物事を共感してくれる仲間には出会えたと思います。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
仕事は自分1人だけでするものではないし、出来るものではないです。
でも、同じ会社で働く人は敵ではなく仲間であったり、協力者、友人になる事もあります。
だからこそ、自分の辛い境遇に負けず他者と協力する事で成長していく事で、ただ苦痛なだけでなく仕事を楽しんで欲しいと思います。
商品の値引き率の計算を間違えて、とんでもない金額で見積もりを出し、お客と上司に怒られた
営業経験年数:8年
業界:家電販売
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
商品の値引き率の計算を間違えて、とんでもない金額で見積もりを出してしまい、その価格ではとても販売できないためお客様にも上司にも怒られて自分の間違いではありますが、その時入ってすぐではありますが辞めたいと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
上司と先輩がとてもいい方で、しっかりと計算方法やフォローをしてくれて、指導をしてくれたため、もう少しだけ辞めずに少し頑張ってみようという気持ちになりました。緊張しないようにしたり、計算のやり方を覚えてからは問題なく営業や販売ができるようになりましたので、上司と先輩のその時のフォローにとても感謝しています。
★営業で得たもの
他人に対して話したりする時に緊張せずに会話を楽しめるようになった。コミュニケーション能力が上がった。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
性格がどうしても向いていないという人以外は慣れが肝心だろ思いますので、どうやっても無理だなと思うまでは少し頑張ってみてもいいと思います。慣れてくると本当に営業って簡単だなと感じるようになると思います。
入社早々、待っていたのは開拓地獄、怒鳴られ続けた
営業経験年数:4年目
業界:保険
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
人脈も地位も経済力もない新社会人にあるのは、気力と体力だけです。入社早々、待っていたのは開拓地獄でした。保険の資格を取るために1ヶ月は丸々座学、終わって資格を獲得したらひたすら街中のビルの扉をノックする日々です。5月頃でしたので企業も何社も対応し、イラついています。自分は怒鳴りやすい顔だったのか、どれだけ笑顔で行ってもなぜか八つ当たりのごとく怒鳴られ続けました。1週間で同期が1人消え、自分も続かねばと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
総合職組は2ヶ月で開拓地獄から卒業、残された我々一般職組は退職するまで続きます。上司はバブル世代で営業の現場を離れたのでアドバイスがまるで当てにならないとようやく気づき、自力で何とかするようになりました。自分は人を頼らない方がやりやすいらしく、自己紹介シートを作ったり事前に電話を入れたりと、独自に工夫をするのがたのしかったです。あなたのやり方はもう通用しないと上司に現実を叩きつけたい一心で、気付けばもう4年目になりました。
★営業で得たもの
相手の話を最後まで聞く耐性です。人は自分の話を聞いてもらうだけで、聴いてくれた相手を信頼する傾向にあるように感じました。あとは歩き続けているせいか筋肉量が増えて疲れにくくなったような気がします。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業は非常に効率の悪い仕事のオンパレードです。さらにネットの発達で、気軽に商品比較も出来るようになりました。セキュリティも厳しくなり、企業への出入りもまともに出来ません。義理人情という曖昧なものでご契約がいただけるような、心も資産も豊かな時代でもありません。それでも営業という仕事はなぜか、続けていくと様々な繋がりが出来ます。その繋がりは巡り巡って、ご成約となりました。3年やっても、その法則は全く分かりません。25年やっても分からないそうです。それこそ営業の辛いところであり、面白い所だと感じます。
営業していた商品を「要らない」とはっきり言われて悔しい思いをした
営業経験年数:1年
業界:ビルメンテナンス
★対象顧客:法人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
新卒1年目のときに、マウスウォッシュを店舗においてもらうための営業をしていました。とあるお客様に面と向かってこんなの置く場所もないし、使わないからいらないよといわれてなにもこたえることができずにとても悔しい思いをしました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
とにかく商品に対する勉強を積み重ねました。また、こんなの使わないよと言われることが多かったので、「例えばご利用いただいているお客様はトイレに設置していただくなどしてお客様のお客様も使用できるようにされていますよ」など具体的な例など出して説明するようにしました。営業前に事前問答を行なって乗り越える努力をしました。
★営業で得たもの
営業の経験を経て冷静な対応力を得ました。また、営業はアドリブではなく、9割が前準備であるということを学びました。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
とにかく最初は失敗するに決まっているので、だめだめでもあきらめないことが大切です。あまり根性論はいいたくありませんが、粘り強くあることが結果や数字につながっていきます。長く続けていくうちき経験値がついてくるので、今すぐあきらめたり辞めたりすることはよくないです。
睡眠時間が、3時間ほどの日々が続き、体力的にも持たなくなった
営業経験年数:1年
業界:旅行
★対象顧客:その他(学校)
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
主な顧客が学校であり、小中学校の修学旅行に添乗することが続いた日々がありました。夜は先生方による職員会議に同席し日付が変わるまで話し合いに参加します。そして翌日は生徒さんたちが起床する前ですので5時起きです。睡眠時間が3時間ほどの日々が何日間も続き、体力的ににも持たなかったため辞めようと思いました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
辛いことが99だとすれば嬉しかったこと、やりがいを感じることはたったの1と言っても過言ではないほどの激務でした。その中でも、やはり新入社員ということで生徒さんとの年齢も近く、親近感を持って接してくれる生徒さんも多くいらっしゃいました。旅行中、常に体調が悪かった女子生徒さんにずっと親身になって看病していたのですが、旅行の終わりの際にお礼を言われ、疲れが全て吹っ飛んだ気がしました。
★営業で得たもの
忍耐力、コミュニケーション能力、体力、相手のニーズを汲み取る力、常にアンテナを張り、敏感に行動に移す力
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
1年目はほとんどがつらいです。9割辛いと言ってもいいくらいでした。しかし、残りの1割のやりがい、達成感がこの辛さを不思議なことに忘れさせてくれます。1年目は誰もが辛いです。自分だけではありません。ですので、いまは踏ん張ってください。
お客からのクレーム、上司からの強い失跡に限界に
営業経験年数:2年
業界:教育
★対象顧客:個人
★新卒1年目に「もうやめよう」と思った時の具体的なエピソード
個人営業をしているのですが、上司の仕事の振り方が新卒1年目に対するものではなく、仕事量の多さからお客様へ契約書を渡し忘れたり、システム上の登録処理を未処理のままにしてしまい、お客様に商品が届かなかったりなどミスが続き、お客様からクレーム、それにともない上司からかなり強く叱責されました。
★辛い体験を乗り越えたエピソード
もう無理だと思ったので、直属の上司より上の人に直接相談し、配属変更がなければ退職すると伝えました。うちの会社全体が人手不足であり、また、直属の上司は前の部下とも揉めて退職させているため、一か八かではありましたが、会社的にはこれ以上退職者を出させたくないだろうから配属変更は飲んでくれるという賭けに出ました。結果、次の人事異動で変更してもらい、今は働きやすい環境に移りました。
★営業で得たもの
コミュニケーション能力(対顧客だけではなく、上司などに対しても)です。どのように話をすれば段取りよく、また、自分に不利益なく仕事が出来るようになるのかという能力を得ました。
★新卒営業1年目で苦しんでいる人へのアドバイス
営業は完全に向き不向きがあると思います。ただ、私のように営業への適性はあるが、上司や職場環境から悩んでいるという場合もあると思います。新卒1年目だから、何もわからないまま耐えるというのはかなり時間がもったいないと思います。場合によっては転職等も視野に入れて、より満足できる社会人生活を過ごすために行動すべきだと感じました。
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この記事の監修者
株式会社営業ハック
代表取締役
笹田 裕嗣
営業代行事業を始め、「売れる営業組織」へと変革するためのあらゆる支援を行っています。
弊社独自のセールスメソッドを用いて、停滞する営業組織の改革から新規営業組織の立ち上げまでトータルでサポートいたします。今までご支援させていただいた企業数は100社を超え、主に中小・零細企業のあらゆる業種で成果を出し続けています。