- 主体的に働こうと言われて行動したが、嫌な顔をされる
- 周りの顔色を伺う性格なので、主体性と言われても困っている
- 自分的にはよくやっていると思うのに、なぜか上司から評価されない
このような疑問や問題はありませんか?
「主体的に働こう」と言われると、一見腑に落ちますが、やってみるとうまくいかないことも多いはず。
逆に、主体性が必要だからと、なんでも自分でやってしまい、周りとうまく連携が取れない人も多いでしょう。
この記事では主体性と協調性をうまく共存させる方法についてお伝えします。
主体的に人生を生きてきて、営業代行会社まで起業している私が記載します。
この記事を読めば、うまく自分の人生を生きつつも、他人ともうまくやっていけるようになりますよ。
目次
主体性が自分勝手になっているか見分ける方法
主体性だけでは足りない
営業マンが評価されるためには、主体的に協調性を持つことが大切です。
主体的に頑張れば評価されると勘違いしている営業マンは多いです。
しかし、これは完全なる勘違い。
もちろん、主体性は大切ですが、それだけではダメです。
大事なことは協調性です。
▼うまく協調性をとるには優れたリーダーも大事です。
リーダーシップ理論についてまとめた記事をご紹介します。
リーダーシップの歴史と変遷。それらに共通する優れたリーダーシップを発揮するコツとは?
自分勝手な主体性は評価してもらえない
協調性のない主体性では完全なる自己満足になってしまいます。
これは、自分の社内への不満にもつながります。
よい主体性を身につけるために、まずはあなたの主体性が、自分勝手になっていないか見極めましょう。
その方法の一つとして、次の発言をしたことがないか思い出してください。

いかがでしょうか?
このようなことを思っている人は危険です。
「自分は主体的に働いているのになぜ・・・」と思っている可能性が高いからです。
主体性は自分勝手にやることではない
主体的に動くとは、「自分の考えを持って、自ら動くこと」です。
しかし、この主体性という言葉に過剰反応しすぎてしまって、暴走する人がいるという現実があります。
頑張ればOKという時代は学生の頃で終わっています。
社会人に求められている主体性は、
- 会社や上司・お客様が求める結果にしっかりとコミットし
- その実現に向けて、自分で考え動けること
です。
主体性が暴走する人は、
- 何にコミットすべきかを見失い
- 自分のやりたいこと・やったほうがよいと思うことを勝手に決めて
- 自分の独断で動いてしまう
のです。
あなたが自分の考えで動くとき、会社や上司、お客様が求める結果が何かを意識していますか?
それを意識するだけでも大きく変わってくるはずです。
▼お客様が求める結果を知るには、ヒアリングが必要です。
ヒアリングについて基本を確認しましょう。
【環境は変化している】現代の営業において効果的にヒアリングするコツ
▼上司が部下に一般的に求めていることは共通しています。
次の記事で学習しましょう。
知らないと新卒の出世が遅くなる!?上司が部下に求めている3点
主体性が暴走する原因は「報連相」の少なさ
主体的に動いて欲しいと、上司が願っているのは事実です。
しかし、自分勝手になんでもやって欲しいとは思っていません。
むしろ、きちんと状況を把握したいと思っています。
つまり、勝手に動くのではなく、
- 何にコミットすべきなのかをちゃんと確認・共有し
- 何をやっているかを明らかにすること
が大切です。
暴走するほど頑張れることは素晴らしいのですが、やるべき範囲を超えてしまうと、仕事を逆に増やすという現実が待ち受けています。
仕事には任されている範囲がある
仕事では「できること・できないこと」があるのはもちろんですが、「やって欲しいこと・やって欲しくないこと」もあるのです。
この認識が上司とあなたとでお互いズレがないようにしなければなりません。
ここさえ押さえておけば、あなたの頑張りは必ず評価されます!
やって欲しくないことの例を挙げてみましょう。
新聞の営業で、契約してくれたら映画のチケットをサービスする話はよく聞くでしょう。
元々もっている権限の範囲内で、サービスする分には問題ありませんが、主体性を理由に本来やっていないこともサービスしては問題になってしまいます。

と言われてしまっては主体性も意味がありません。
報連相を駆使し、会社や上司、お客様が求める結果と、あなたの主体性を持った行動がズレていないか確認しましょう。
主体性をもつために大事な2つの意識
言葉を整理すると、あなたも行動がしやすくなるはずです。
ここでは似ている言葉として「当事者意識」、反対の意味として「指示待ち」をご説明します。
意識①当事者意識があると主体性を持ちやすい
主体性の似ている言葉として、「当事者意識」があります。
「物事が自分に起こったと考える」という意味です。
朝礼で

と言われても、自分に関係のある事と捉えずに、いつもと行動内容を変えない場合「当事者意識がない」と考えられます。
一方で、自分の部署が赤字なので、

と自分事として捉えて行動する人は「当事者意識がある」と考えられます。
当事者意識と主体性は意味が違いますが、何事に対しても、当事者意識を持って臨むと主体性をもった行動がとりやすいと考えられますね。
意識②指示は仰ぎにいけ
次は、主体性の反対語を考えてみましょう。
主体性の反対語は「指示待ち」です。
自分からは何も動かず、上司から指示が来るまで待ちます。
主体性が暴走しないように、指示待ちになるのもよくありません。
指示がないと動けない、これは主体性のない人です。
そうではなく、自ら指示をもらいに行ける人になるべきです。
主体性を持って働くためには、この意識が大切です。
その際に大事なことは、上司から答えをもらいに行くのではなく、相談をする意識です。
相談をするためには自分の意見を持っていなければなりません。
つまり、何か行動する前に、あなたなりの意見を上司に相談をしてから行動することが、バランスの取れた主体性と言えるでしょう。
▼報連相の大事さや、行う際の秘訣ついてこちらをご覧ください!
こまめな報連相はなぜ大事?報告・連絡・相談をうまくやる秘訣!ビジネスマンの必需品
主体的に動くための型を守ろう
主体性が自分勝手になっているか見分ける方法
・主体性だけでは足りない
→協調性が大事
・自分勝手な主体性は評価してもらえない
→頑張っているのに評価してもらえないと思う時は、自分勝手になりがち
主体性は自分勝手にやることではない
→会社や上司、お客様が求める物が大事
主体性が暴走する原因は「報連相」の少なさ
→情報共有に報連相を活用しよう
仕事には任されている範囲がある
→自分の任された役割を確認しよう
主体性をもつために大事な2つの意識
・①当事者意識があると主体性を持ちやすい
・②指示は仰ぎにいけ
主体的に動くためには、
- 自分が何をすべきか
- 何を求められているか
を明確にします。
その求められていることを実現するための方法を考えたら、報告・連絡・相談をし上司と連携しましょう。
バランスのよい主体性にするために、この型に沿って行動してみてください。
この記事が参考になり、あなたの頑張りが評価されることを願っています。
▼上司が主体性を求めるわけはこちら!
主体性の大切さや求められている現状について書きました。
【主体性の正体とは?】仕事に主体性が必要な本当の理由と主体的に働く4つのステップ
▼YouTubeでも発信しています。
他にも有益な情報発信を続けておりますので、見てくださいね。
(23) 【評価UP!】仕事が早い「と思われる」ようにする㊙︎行動 – YouTube
この記事の監修者
株式会社営業ハック
代表取締役
笹田 裕嗣
営業代行事業を始め、「売れる営業組織」へと変革するためのあらゆる支援を行っています。
弊社独自のセールスメソッドを用いて、停滞する営業組織の改革から新規営業組織の立ち上げまでトータルでサポートいたします。今までご支援させていただいた企業数は100社を超え、主に中小・零細企業のあらゆる業種で成果を出し続けています。