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「仕事が早い」「仕事が雑」違いは何?仕事が雑な人の3つの特徴

更新日
2024/10/22
公開日
2024/10/22

仕事が早い。仕事が雑。どちらの人も、

「期日を前倒しして仕事を進めることができる」

という点においては共通です。一般的に、納品はどちらも早いが、納品の質の良し悪しによってどちらの評価をされるかが変わってくると言えるでしょう。

この納品の質の違い。具体的に何が違うのか、解説していきます。

仕事が雑と言われてしまう人は、せっかく真摯に仕事に取り組んでいたとしてもマイナスの評価をされてしまうため、非常にもったいない状態です。雑と思われるか早いと思われるか。どう思われるかによって、今後の仕事の依頼内容が変わってきます。なぜ雑と言われてしまうのか、この記事をもとにポイントを把握しより良い評価へとつなげていきましょう。

【仕事が早いor仕事が雑の違い】仕事が早いとどのようなメリットがあるのか?

まず第一に、「期日を前倒しで進める」という点があります。明日が締め切りの作業を、今日中に行ってくれるといった形です。

ビジネスの場においてこういったスピード感は高く評価される傾向にあります。なぜなら、現代は変化が激しい時代だと言えるからです。前倒しで物事を進めていかないと、状況や環境が変わってしまうからです。

また、早く進めることによって次の行動も前倒しすることができる、といった側面もあります。分業化が進み、仕事が1人で完結することがなくなってきている状況において、スピード感はますます重要なものになっているのです。

チームで仕事をすることが当たり前になってきた世の中で、1人のスピードが遅いとそれがチーム全体に影響を与えることとなってしまいます。そういったなかで仕事が早い人がいることで、周囲の人の負担を軽減し、全体の達成するスピードが上がり、よいサイクルが生まれます。

こういった理由から、仕事が早い人は高く評価されます。

▼仕事をより早く終えるためのコツはこちらで解説しています。

営業において仕事が早い人の特徴5選

 

【仕事が早いor仕事が雑の違い】仕事が雑な人の特徴

仕事が早いという点においては共通です。ただ、「雑」と言われてしまうポイントが明確に存在します。仕事が雑な人の特徴は幾つかありますが、それらに共通するのは、

「ルールを守らない」

ということです。

例えば、「明日までに議事録あげておいて」と言われ、その議事録を1時間で完成させたとします。ただ、上司が確認したとき、

「これじゃだめだよ」

と言われてしまうなら、雑であると言わざるを得ないでしょう。議事録を参加者全員に送ってほしいと言われていたのに、部長だけに送っていたのかもしれません。テンプレートが既に決まっているのにもかかわらず、そこから逸脱した内容になっていることも考えられます。いずれにしても、もう一度作り直すことが必要な状況なら、雑であるということになってしまいます。

ルールから逸脱する=もう一度違う作業を最初からやり直す

このことを念頭に置く必要があります。

しっかりルールを守って作業をしているならば、その仕事は完了します。一方雑な人は、仕事が完了せず、やり直しが発生してしまうことが特徴です。そして更にやり直しは決して本人だけにコストがかかるわけではありません。確認者の仕事も増やしていることになってしまいます。どんなに仕事が早いとしても、ルールを守っていなければ、上司の手間が増えるということです。

自分が上司だったとして考えてみてください。

  • 毎回確認して、OKかどうか判断しなければいけない人
  • ルールを守っており、確認しなくても大丈夫と思える人

当然後者に仕事をお願いしたいと思うはずです。

つまり、ルールを守ることから来る「信頼」がある人は、仕事が早いと評価されるということになります。

仕事が雑な人の特徴①マニュアル通りにやっていない

先ほど述べた「ルール」に直結する内容ですが、マニュアルが存在するのにも関わらず、その通りに取り組んでいない人は仕事が雑とされる傾向にあります。「自己流でやった方がやりやすいし成果が出る」とその人は考えているかもしれません。マニュアルを遵守するよりも、状況に合わせて臨機応変に仕事を進めた方が良いと思っているのです。

ただ、議事録の例からも分かるように、自分が良いと思っていても、その内容を他の人がみた際に良いとなるとは限りません。むしろルールから逸脱しており、「この人は仕事が雑だな」と思われる原因になってしまいます。

臨機応変に対応しなければならない場面も営業をしているなら勿論存在します。しかし、そもそもマニュアルは仕事の属人化を防ぎ、誰から見てもOKであると言える、全体の認識合わせの基準となるものです。そのような状況にも関わらず自己流で行ってしまうなら、本来の目的から逸脱してしまい、やり直しをすることにつながってしまいます。

マニュアルは全体の業務の品質を均一化したい仕事に存在するものです。このことを念頭に置く必要があります。

▼仕事が遅い人の特徴についてはこちらで解説しています。

仕事が遅い人は止まっている時間が長い?仕事が早い人になるための3つの考えと13のコツ

仕事が雑な人の特徴②報告・連絡・相談不足

仕事において、報告・連絡・相談は仕事をスムーズに進めるうえで必須となるものです。これらを怠ってしまうと、後々自分の首を絞めることにつながってしまいます。なぜか。それは、

「本来の目的からズレた際に、修正できるタイミングを失ってしまう」

からです。

報告・連絡・相談をしないということは、あらゆることを自分の判断で進めることを意味します。そうなると、仕事を完了する際に、求めている成果と違うものになってしまった、となる可能性が高くなるのです。

例えで考えてみましょう。

「この会社の請求書を急ぎで作成してほしい」と上司から依頼を受けたとします。作成に取り掛かろうとすると、それが見慣れない会社向けの請求書でした。「初めて見る会社だ」とイレギュラーなことに気づきましたが、いつもと同じだろうと高を括って通常通りに請求書を作成した結果、請求書の支払期日が通常時と異なっており本来の期日に入金されないというトラブルになってしまいました。

例えと言いましたが、これは私の部下が以前の職場で実際に経験した話です。このように期限前に仕事を早く終えたとしても、報告・連絡・相談が不足してしまうならトラブルにつながり、「あの人に仕事を任せるのは不安だ」と思われてしまうことになります。

▼報告・連絡・相談については、こちらでもっと詳しく解説しています。

https://hiroshi-sasada.com/blog/hourensou-3/

仕事が雑な人の特徴③話をちゃんと聞いていない

3つ目のポイントですが、そもそも指示をしっかり聞いていないということが挙げられます。

指示を聞く際に要点を掴んでいないために、自分の頭で情報を理解できていないまま仕事に取り組むことになり、結果として依頼人が求めるものと実際に出来上がるものに乖離が生じてしまうのです。分かったつもりになって感覚で仕事をするため、気づかないうちに細かい部分で雑な部分が出てきてしまうということが出来ます。

このような状況を避けるために、

  • メモを取る
  • 言われたことを要約して復唱する

こういった工夫をして、話を聞きもらさないようにしようという意識が重要になります。

「仕事が早い」「仕事が雑」まとめ

今回の内容を1枚の画像にまとめるとこのようになります。

どう評価されるかによって、これから掴めるチャンスは変わってきます。仕事が早いということは良い評価を得るチャンスです。そのため、しっかりルールを守って行うことで、正しい評価を得ることができます。

▼YouTubeでも発信しています。
他にも有益な情報発信を続けておりますので、見てくださいね。

仕事が早い人VS仕事が雑な人。あなたはどっち?

 

この記事の監修者

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