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営業にTwitterは使えるのかを真剣に考えてみた

更新日
2024/10/22
公開日
2024/10/22

Twitter

ここ最近はビジネス利用も増え、利用・活用を検討されいたり、今持っているアカウントを仕事で生かしたいと考えている方も多いのではないかと思います。

私ごとですが、先日私も1万人の方に繋がっていただきました。

巷では「万垢」と呼ぶようですが、フォロワー増やしが目的ではないですし、ただただ営業についての呟きにこれだけ多くの方がつながっていただけたことに感謝しかありません。私のアカウントは自分で笑えるぐらいバズりません。笑

ただ波はありながらもツイートし続けた結果、ここまでの方と繋がれました。では、多くの人が興味を持っているであろう、ここから仕事に本当に繋がるのか否か、この点について解説をしていきたいと思います。

Twitterで稼げるという巷の話

最近はTwitterだけでなく、SNSで稼げるという発信は増えましたよね。

「Twitterだけで月収100万円」
「TikTokで月300万円稼げました」

的な投稿ですが、SNSだけで稼ぐは基本ありえません。

SNSは「ソーシャルネットワーキングサービス」の略で、SNS上での交流が目的だからです。稼ぐ=マネタイズをするというのは、お客様やユーザーから「お金をいただく仕組み」を持っていなければいけません。

SNSを使って集客をする=TwitterなどのSNSを使って、新しいご縁を作る

これではあれば納得です。しかし、フォロワー数が増えたから売上が自動で伸びるということはありえません。(たまにアカウントを売っていたり、宣伝・広告アカウントでフォロワー数連動型のアカウントがあるらしいですが。。)

なので、「Twitterだけで稼げる」というのは嘘で、Twitterで生まれたり深まったりした繋がりある相手から仕事の発注や依頼をいただけたが本質的な稼ぐの裏事情です。

Twitterやっててフォロワー増えたから売上が伸びる

と夢を見るのは非常に危険です。

実際、我が社営業ハックは営業のコンサルティングや教育・研修、代行事業をさせてもらっている会社ですが、TwitterのDMでお仕事の相談を直接いただけたのはこれまで運用してきて10社(2022年3月25日現在。本格運用期間約2年)です。実際にお取引に繋がった会社は2社で、そのうちの1社は60万円のご請求に対して3万円だけ支払い消えられました笑

なので、Twitterをやっているから自動で売上や収益化できるは嘘です。

実際にTwitterで稼いでいると発信されている方の多くは

  • noteやbrainなどのコンテンツ販売に繋げている
  • 有料セミナーを開催し、そこへ集客している
  • 個別コンサルティングの集客として活用している

この辺りが多いです。

法人営業や会社員としてのTwitterは使えないのか?

結論、使えます。

ただ解説が必要なので、もう少しお付き合いください。

営業×Twitterを考えるための前提

まずマーケティングについて少し説明をします。「リード」という言葉があります。

リードとは「見込客」を指す言葉です。日々の営業、マーケティング、事業活動を通じて、自社や商品・サービスに興味を持ってくれた相手のことを指します。営業するにあたって、当然ながら「見込客・リード」は重要です。

見込客との関わり方には3つのステップがあります。

見込客・リードの3つの関わりステップ
  1. リードジェネレーション(見込客獲得)
  2. リードナーチャリング(見込客育成)
  3. リードリードクオリフィケーション(見込客選別)

どれかが欠けても成果には繋がりません。当然ながら見込客がいなければ売上は生まれません。

  1. リスト
  2. リード(見込客)
  3. 顧客
  4. 優良顧客

PULL型営業中心でPUSH型営業をしていないという組織は「リスト」のステップがないケースもありますが、基本的にはこの流れで最終的に「ロイヤルカスタマー」と呼ばれる優良顧客が生まれます。今どんなに深く、長く、取引額の大きいお客様であっても、最初は赤の他人からのスタートであるということです。

この赤の他人から、最終的に多くのお金を支払ってくれる、LTVの大きいお客様を生み出していくためには、関係の創出(ジェネレーション)・強化(ナーチャリング)・選別(クオリフィケーション)が重要になってきます。ここで「選別」に違和感を感じる方もいるかもしれませんが、これは必須のアクションです。

というのも、全ての人を満足させる商品はありません。どんなに深い関係、仲良しになれたとしても自社が扱っている商品・プロダクトが相手の課題解決ややりたいこと実現に繋がらないのであれば、営業としての繋がりは現時点ではストップすべきだからです。優良顧客を生み出すのは、丁寧な関係性の構築としっかりとした結果の納品です。どちらが欠けても優良顧客を生み出すことはできません。

さて、前置きが長くなりましたが、これらを踏まえてTwitterをどう活用していくという視点を考えていきましょう。

▼リードの考え方、向き合い方はこちらでもまとめているので是非

営業戦略を考える上で欠かせないリード獲得。リード獲得法の選び方と16の方法

リードナーチャリングを成功させる4つのポイントと具体的6ステップ

営業のTwitter運用で失敗する考え方

営業がTwitterを活用したいと思った時に失敗する考え方が

集客で使う

この視点だけでアカウントを運用している人は、大抵の場合離脱します。というのも先ほどお伝えしたように、1万人の方につながっていただけても問い合わせは10件。2年かけて10件です。この時間をテレアポや他の営業手段に当てた方がアポイント自体の確保は効率的だからです。

Twitterを集客=リードジェレンーションとして”だけ”使うのであれば、アカウントをそれこそ数万人にフォローいただくレベルにしないと機能しません。

もしくは、Twitter上で他の方々のアカウントをゴリゴリ調べてDMを送りまくるという手段になりますが、これもほとんど反響がないので非推奨です。

私が行き着いたTwitterの活用のメリット

お伝えした通り、Twitter単体での集客は正直成果と輝かしい実績はありません。

ただWebサイトからお問い合わせいただいて商談をさせていただいた相手やメルマガでウェビナーのご案内をさせていただいた方からはよくこういったお声をいただくことが増えました。

いつもTwitter拝見させていただいています

そうなんです。ここが大事なポイントです。テストに出ます。

Twitter単体は集客効果、アポイント獲得の費用対効果、時間対効果は高くありません。しかし、継続的に自分の発信を見ていただき、私のことを忘れられないアプローチをする上で機能していることを、最近強く痛感させていただいています。

先日お打ち合わせさせていただいた社長さんからも

「いつもTwitterとTikTokで勉強させてもらっていて、いつか何かお願いしたいと思っていたんです」

という嬉しいお声をいただきました。

先々週お打ち合わせをさせていただいた営業部長さんからは

「Twitterを拝見していると、本当に営業で地獄を見られてきたのがわかります」

と私の経験や考え方のベース等をご理解いただくことにつながっていました。

SNS=集客ツールとなりがちですが、SNSはそもそもが利用者同士の交流サイト・交流ツールです。繋がりを作ることに固執しすぎず、つながりや関係を深くするものとして捉えることで、最終的に自身の営業活動を助けてくれるツールになります。

Twitter活用の効果を営業が最大化する方法

またTwitterを活用した営業をする上で、結果的に私が成功に繋がったのは「Twitter以外のメディア」を運用していることでした。

私は下記のSNSを運用しています。

これらのメディアを運用、継続的に情報発信を続けています。これらのメディアが複数あることで

  • 営業ハックや私のコンテンツに触れてもらえる機会が増える
  • コンテンツの種類が多様化でき、理解度を高めていただける
  • 相手の好きなSNSツールで接点が持てる
  • シンプルに接触回数を増やせる

というメリットがあります。人はそれぞれ得意なツールが異なります。Facebookが好きな人もいれば、Twitterが好きな人もいます。同じ短時間動画でもYoutubeのショートは見るけど、TikTokは見ないという人もいます。Instagramは手を出せないでいるのですが、私が主としてお付き合いをさせていただいている方々は「Twitter」「Youtube」「メール」「LINE」が多いので十分とも考えています。

自分が関わりたい相手がどのツールを使っているかを把握し、自分のコンテンツや発信に触れていただける機会を増やすことが大切です。営業ハックは社内の営業戦略でも「マルチメディア戦略」と呼んで発信を継続しています。弊社のメンバーのアカウントはこちらです。

売るために、集客をするためにの前に「まずは自分のことをしっかりと知ってもらうこと」「自分と繋がり続けてもらうために相手にとって必要なコンテンツを発信すること」が大事です。

【結論】Twitterは営業で使えるか否か

こんなツイートをさせてもらいましたが、本心です。

そして改めてTwitterをはじめとしたSNSを法人営業や会社員としての営業成果、ビジネスで活用したいと思った時、意識すべきポイントはこちらです。

  • そこからの集客に固執しすぎない
  • フォロワー数は多いに越したことはないが、繋がるべき相手と繋がる
  • 繋がり数よりも繋がり続ける
  • 宣伝ではなく認知を広げる
  • Twitterだけでなく複数メディアからの接点を作る
  • 出口となる商品・サービスを作る

是非Twitterでも私に絡んでください笑

 

この記事の監修者

営業代行事業を始め、「売れる営業組織」へと変革するためのあらゆる支援を行っています。
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